NISHIO Hirokazu[Translate]
大気圏突入時に発生する熱断熱圧縮
Hiro Aki
概念というか観念的というか、例え話をしているときに技術的なツッコミは野暮だよなぁと思う、けど気になるから書く
大気圏突入時に発生する熱は摩擦熱ではなく、断熱圧縮が支配的
とはいえ、速すぎるために発生する、という点で見ると例えとしては間違っていないので、間違ってないけどなんかこうモヤッとした気分になり、指摘するのは何か野暮な気がするけど悩むくらいなら思ったこと全部書いた方がいいかという発想で記述
モヤモヤした気分をChatGPTに投げてみたら、大気圏突入時は大気との摩擦で熱が発生、という誤解は世界的に共通だと言われて驚き
日本のロボットアニメの影響で日本人特有の誤解だと思ってたが、海外でも特に児童向けでは摩擦で熱が出るという表現になっているとか
断熱圧縮の話をしようとしても子供に説明は難しいので、誤解を与えてもしょうがないという考えで共通らしい
デニム・ジーン!mtane0412
擦ると温かくなるという日常で得られる体験と比べて、断熱圧縮は日常で得難い体験だから分かりづらいのではないかSummer498
NASAですら、一般向けの簡易的な説明で摩擦による熱だと表現しているらしい
面白いnishio
メタファーの世界の解像度が上がると現実の解像度も上がる
元々の話は「AIの進歩が加速するとしても、動きが速くなるほど社会の抵抗が強まるので一定速度で止まるのでは」だった
そこから「でもその時に発熱するかも」と発展した
この発熱が「断熱圧縮」で起きることがわかった
ではそのメタファーの発展をAIと社会の関係に引き戻すとどうなるか?
AIが社会のある領域を占有する
元々そこにいた人(空気の分子)は押しのけられる
社会が柔軟に変形するよりも速くそれが起きるため、人が密集した領域ができる(圧縮)
これまでの変形はあくまで人間の手によるものなので限界があったけど、AIの早さは人間より遥かに早い、というところと音速の壁を超えるのは近い感覚に思える。これまでにない圧縮という意味で断熱圧縮という例えがいい感じに当てはまりそうHiro Aki
その領域は高エネルギーになる
ありそう
移民や民族大移動と同じだな
不毛の地になったところよりも、そこから逃げ出した人が流れ込む先で紛争が起こる


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