NISHIO Hirokazu
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社会的投資収益率
SROI
(
Social Return on Investment
:社会的投資収益率)は、投じた資金に対してどれだけの社会的価値が生み出されたかを定量的に測る指標です。投資額あたりの経済的・社会的成果を金銭価値に換算し、「1投入したら何倍の社会的価値が生まれたか」を評価します。たとえば、地域のNPO活動を支援する場合、投入された寄付金が引き起こした雇用創出や生活改善、コミュニティ活性化などを数値化し、それを投資との比率で表すのがSROIです。
導入のメリット
客観的評価: 活動の成果を金銭換算することで、出資者や支援者に対してわかりやすく説明可能。
意思決定の向上: 投資や助成をどの領域・プロジェクトに重点配分すべきかを検討する際の指針になる。
説明責任(アカウンタビリティ): 財政支援を受ける側が成果を数値で示すことで、社会的合意形成が得やすい。
留意点
社会的成果を金銭換算する手法には推定や仮定が必要であり、一定の誤差や主観性が入りやすい。
評価の基準を明確にしないと、実際の価値を過小または過大評価してしまうリスクがある。
したがって、SROIは単に金銭面のリターンを測るのではなく、「社会にどれほどの良い影響を与えたか」を見える化するための重要なフレームワークです。
社会的成果を金銭換算するの難しそうだなぁ
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