>kasai_sinya 講師時代に言ってたのは
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> ・起承転結と言われるものは、実は4ブロックではなく5ブロック、さらに言えば8ブロックによる構成論であり、実はハリウッド流八幕構成と一緒である。
> ・起転結は「構造的に存在してしまう」パートであり、承こそ作品の見せどころである。
> ・勘所は順接と逆接のリズム。
>kasai_sinya あと、口を酸っぱくして言ってたのは「起とは、単に一行目、一ページ目の事ではない」。
>kasai_sinya これを理解させるために出してた課題が「桃太郎/シンデレラを、4枚構成の紙芝居にするならどんな絵を指定するか」なのだ。
>kasai_sinya これ、割とみんな苦戦するのな。
>
> ところが「5枚」にすると一気に簡単になる。
>kasai_sinya 「零起承転結」を「零-起/起-承+承-転/転-結」と考えると「準備(設定の提示、不安定の発生)/展開(揺動の連続と極大化)/解決(最終的な安定の確立)」になり、実はハリウッド流の三幕八場、1:2:1と完全に一致する。
>kasai_sinya 映画のように時間が自動的に流れるメディアでは「1:2:1」は時間配分になるが、小説や漫画では物理的な分量よりは「エピソード量」と考えた方がいいか。
> もちろん雑誌やウェブ連載のようなメディアでは真ん中の「2」が拡大して、その中で基本構造がリピートされるかたちになる。
>kasai_sinya そしてこれはあくまで「規則」ではなく「定石」なので「守らないと罰せられる」のではなく「理解し、活用できると勝率が上がる」ものでしかない。
>kasai_sinya この辺の定石だけ覚えても「表現力や既存作品を味わった経験」が足りないと、体格も体力も貧弱で闘志も不十分なモヤシくんみたいなモンだから。
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> フィジカルに恵まれた我流ファイターと戦ってあっさり負けたりする。