NISHIO Hirokazu[Translate]
Cartographerと不定形プロジェクト管理
Cartographerを使ってみて良い感じだったことから、もっと「不定形プロジェクト」の管理に使っていけないかという思考

Cartographerをそのまま使うのが良いか別のものが良いかはわからない
Cartographerでも価値は感じる
これは「yes/noの質問」がよい
まだないものを作る上で「何をやるのか」をベースに考えてしまいがちだが、AIが「これをやる?」と聞いてきて「No」と答えることで「やらないことを決める」ができる
具体例
mem/vtにユーザが画像投稿をする機能はつけない
一方で感想コメント投稿機能は「あった方がベター」
このコメントは自動で他のユーザに公開「しない」

多分だけど「宙ぶらりんになってるプロジェクト」にも有効
なおここで話していることは全般的に「一人プロジェクト」の話
なぜ有用だと思うかというと
「これやった方がいいな」と思ったことが放置されて曖昧になるのが問題
「やったのか?やってないのか?」
「わからない」?なら確認すべきだよね
「今でもやるべきと思っているか?」
タスクリストのよくないところのよくないところは、タスクを追加したときの「やろうと思った理由、気持ち」がしっかり言語化されてないと、なんでそのタスクを追加したのかわからなくなって、やる気がなくなる、何のためのタスクがわからないものをやる義務感になる
過去のプロジェクトが長く大きくなるほど「全体像を思い出す」ことは困難になる
そもそも、それをやる必要はない
今やりたいことを明確化して、それに必要なところから調べれば良い
この気づき自体Cartographerのおかげで打破された停滞
>過去のプロジェクトを思い出す作業は、事実を掘り起こす考古学ではなく、現在の視点で『新たな意味』を再発見する編集作業と捉えるべきだ。
> 過去を思い出してからネクストアクションを考えるのではなく、まず『仮のネクストアクション』を立て、それを検証する目的で過去のログを読む方が効率的だ。

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