「巧遅は拙速に如かず」には不安耐性が必要
from [/nishio/🤖2023-08-12 02:56](https://scrapbox.io/nishio/🤖2023-08-12 02:56)
「巧遅は拙速に如かず」の解釈について、戦略的・計画的な視点を持つことの重要性が強調されています。これは、短期的な成功よりも長期的な成功を目指すという視点であり、研究やビジネスにおいても重要な視点と言えます。
しかし、この視点を持つことは、一定の不安耐性を必要とします。
不安耐性の低い人は、「ゼロリスク志向」になりがちで、短期的な成功を追求しやすい傾向があるかもしれません。

- これは読解が難しいぞw
- ここでいう「必要な不安耐性」とは何かという話だ
- 「[巧遅は拙速に如かず](/ja/%E5%B7%A7%E9%81%85%E3%81%AF%E6%8B%99%E9%80%9F%E3%81%AB%E5%A6%82%E3%81%8B%E3%81%9A)」の解釈を曖昧に捉えていると混乱する
- ゆっくり準備してうまくやろうとするのではなく、拙くても素早くやるために「うまくやろうとしない」不安耐性が必要だ、と言っているのではない
- その解釈だと「ゼロリスク志向」が「短期的な成功追求」につながる理由がわからなくなる
- リンク先の解説を読む必要がある
- 成功した後に、続行するのが「巧遅」で撤退するのが「拙速」だと説明されている
- 不安耐性が低くてゼロリスク志向の人は、うまく行ったことを継続したいと思ってしまう
- 新しいことをするのは未知なので不安で、今までと同じことを継続するのは不安ではないから
- なので、成功をした後に、長期的視点、俯瞰視点、全体最適を考えるなら撤退をすべきシチュエーションにおいて、[前例踏襲](/ja/%E5%89%8D%E4%BE%8B%E8%B8%8F%E8%A5%B2)で過去と同じことを継続してしまうわけだ
- というわけでここでいう「不安耐性」とは「成功している中で[ピボット](/ja/%E3%83%94%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88)をすることに不安を感じない」ということ
- [利用と探索のトレードオフ](/ja/%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%A8%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AA%E3%83%95)でいうと:
- 不安耐性が低くゼロリスク志向で短期的な成功を求める人は、探索をしないで既知のリソースの利用ばかりをしてしまう
- それではリソースの枯渇とともに詰んでしまう
- リソースが利用できる時にこそ、意識的に探索をしなければならない
- [反脆弱性](/ja/%E5%8F%8D%E8%84%86%E5%BC%B1%E6%80%A7)の[バーベル戦略](/ja/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E6%88%A6%E7%95%A5)も同じ