「抽象から学ぶ」に具体例を追加 (from Hatena2014-08-03 エンジニアの学び方)
gihyo版「エンジニアの学び方」の第3章: 第3章 どうやって深く理解するか―比較、歴史から学ぶ、作って学ぶ | gihyo.jp
で、抽象化の必要性とその方法について学びました。
その中の一つ、「抽象から学ぶ」が実例が足りなくてわかりにくいようなので、ここで具体例を追加してよりわかりやすく解説してみます。
「抽象から学ぶ」は「読者の抽象化を助けることを目的とした文章」を読んで、それによって自分の中での抽象化を促進する方法でした。では「読者の抽象化を助けることを目的とした文章」とは具体的にはどのようなものでしょう?
たとえば「Xには3つの要素A、B、Cがある」などの記述は、これに該当します。
このような文章を読んだ人は、その反応で2つに分かれます。片方の読者は、この文章と読者の経験との間に相互反応が起こります。
例えば:
いずれのケースでも、自分の経験を整理し、構造を見出し、抽象化してモデルを作ることを助ける方向への変化が起こっています。
2,3に当たる部分を疎かにしていることは何となく自覚していたのですが、「抽象化」フェーズといった明確な名前と位置づけを与えられたことで「今自分がしている学びはどのフェーズに当たるもので、現在の自分に足りない知識はどの軸のものか?」といった判断がしやすくなった
一方で、こういう抽象的な文章を読んだ時に「自分の経験」が出てこない読者もいます。
筆者は自分の経験から、抽象化を行って、抽象的なモデルを作り、それを文章に書いています。
著者はなるべく多くの読者に理解してもらおうと、具体的な例をたくさん出して「降りていく」ことをします。
結局のところ、書籍などを読んでそこに書かれた抽象的なモデルを学べるかどうかは「運」なのです。