面白いものを生みだすには異分野の結合が重要だ、かつては私は自分が複数分野を学ぶことが必須だと考えていたが、最近は得意分野の異なる人たちをつなぎあわせてコミュニティを作ることでも実現できると考えている。どうつなぐのがよいだろうか? 人間の認知能力には限界があり、大きすぎるコミュニティでは結合が疎になる。また,共に何かを行うには相手を信用できることも重要であり、それには共通の友人の存在が有効だ。 コミュニティの外との人間関係が新しい情報の獲得に重要であることもあわせると、小規模で密なコミュニティが、両方に属する個人を介してつながりあうネットワーク構造が好ましい(図-1).
幸い、未踏ユースにはネットワークを作り出すシステムがあった。ブースト会議だ。これが同期の横糸と採択年度の異なるOBとの縦糸を編み上げネットワークを形成した。このネットワークからはいくつもの面白い成果が生まれており、私は今後も生まれ 続けると信じている。このようなネットワークを増やせば世界はもっと面白くなるだろう。そこで事例を3つ紹介する。