NISHIO Hirokazu[日本語][English]

名詞形へのとらわれ

  • ScrapboxやWikiやEvernoteで「リンク」や「タグ」や「ラベル」と呼ばれる概念

  • しばしば、これに「名詞形しか使ってはいけない」という暗黙の思い込みが発生する

  • 技術的にはそんなことは全然ない

  • 個人的な肌感としては

    • まず「自分に名詞形を良いと考えてしまうバイアスがある」と自覚する
    • 名詞形に限らず重要だと思ったところは積極的にタグにする
    • 予期しないつながり(頭で考えてつながりを思いつかないような離れた分野とのつながり)を発見できて有益
  • 「矛先をかわす」の例

  • 名詞形で表現するなら「回避的行動」とかか?

  • 「有害な尖ったものが自分に向かって進んできていて、刃先に横方向の力を加えるか自分が横方向に動くことで動線をずらし、自分自身も回転することによって力を逃す」という主観的イメージ image

  • 図で描くと俯瞰になるが、自分自身としては一人称視点もイメージできる

    • 僕の画力では一人称視点での図を描くのができない

「回避的行動」という言葉は僕にとっては過度に抽象化されていて、具体的な動作イメージから遠いように感じる image

名詞形に制限するより動詞などを含めた方が、表現したいより概念に近い言葉を選べる可能性が高まる 心が勝手に設定している制限を取り払うことが大事

関連: Wikiは辞書ではない 辞書だと考えることも名詞化のバイアスを強める

連想2025-09-18: 物のスキーム

関連: 柔かいエッセンス作り

  • 意味のエッセンスをつくる場合に、ひじょうに大切なことがある。それは、過度に抽象化しすぎないことである。むしろ、できるだけ柔かい言葉で、発言者のいわんとした要点のエッセンスを書きとめるのがよいのである。たとえば、酒を飲むことについて、それを好意的に論じた発言があったとしよう。それを一行見出しに圧縮するのに、「飲酒効果の是認的発言」などと書くよりも、「酒は飲むべし」と書いたほうがよい。


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