熟議と最初に言い出したのは誰?
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熟議と最初に言い出したのは誰?

熟議と最初に言い出したのは誰?

「[熟議](/ja/%E7%86%9F%E8%AD%B0)([deliberation](/ja/deliberation))」という概念を体系的に最初に提唱したのは、アメリカの政治哲学者[ジョン・ロールズ](/ja/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA)([John Rawls](/ja/John%20Rawls))です。彼の著作『[正義論](/ja/%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E8%AB%96)([A Theory of Justice](/ja/A%20Theory%20of%20Justice))』(1971年)で、[熟議による正義の原理の選択](/ja/%E7%86%9F%E8%AD%B0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E)について議論がなされました。ロールズは、公正な社会契約を形成するためには熟議が必要であると主張し、その後の政治哲学や民主主義理論の分野で「[熟議民主主義](/ja/%E7%86%9F%E8%AD%B0%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9)([deliberative democracy](/ja/deliberative%20democracy))」の議論が発展していきました。
また、ロールズの他に、ユルゲン・ハーバーマス(Jürgen Habermas)も熟議民主主義の重要な理論家として知られ、彼のコミュニケーション理論が熟議の概念に影響を与えています。