中論 (佛教)/08 - 维基文库,自由的图书馆
この文章は『中論』の第8章「観作作者品」の一部で、龍樹の著作を青目が注釈し、鳩摩羅什が漢訳したものです。主な内容を要約すると:
この章は、中観思想の核心である空の概念を、行為と行為者の関係性を通じて論じており、現象の相互依存性と非実体性を強調しています。
因業有作者 因作者有業 成業義如是 更無有餘事 業があるから作者があり、作者があるから業がある。 業の意味はこのように成り立ち、他に何もない。
業にはもともと決まったものはありません。人によって業が起こり、業によって作者があります。作者もまた決まったものではありません。作業があるから作者と呼ばれるのです。この二つのことが和合するので、作と作者が成り立ちます。もし和合から生じるなら自性はありません。自性がないので空です。空であれば何も生じません。ただ凡夫の思い込みと分別によって、作業があり作者があると言うのです。究極の真理においては、作業も作者もありません。
如破作作者 受受者亦爾 及一切諸法 亦應如是破 作と作者を破るように、受と受者もまた同じです。 そして一切の諸法も、同様に破るべきです。
作と作者が離れられないように、離れられないがゆえに決定せず、決定しないがゆえに自性がありません。受と受者も同様です。受とは五蘊の身のことで、受者は人のことです。このように、人を離れては五蘊はなく、五蘊を離れては人はありません。ただ多くの縁から生じるのみで、受と受者のようです。他のすべての法も、同様に破るべきです。