votingとfundingの中間の仕組み
Digital Public Goods QF Experiments in the GovernmentにてAudrey Tang

クアドラティック・ファンディング([Quadratic Funding](/ja/Quadratic%20Funding))は、単なる[投票](/ja/%E6%8A%95%E7%A5%A8)(voting)でもなく、単なる[資金分配](/ja/%E8%B3%87%E9%87%91%E5%88%86%E9%85%8D)(funding)でもない、その「中間」の仕組みといえます。例えば、通常の投票では「選択肢Aに1票、Bに1票」というように“選好”を示すだけで資金移動は伴いません。一方、単なる資金提供(funding)では「お金をたくさん出した人の影響力が大きい」構造になりがちです。
しかしクアドラティック・ファンディングでは、個人の意思表示(投票)と資金提供(寄付)の両方が組み合わさり、しかも少額でも多数の支援が集まれば大きなマッチング(追加資金)が受けられるよう設計されています。つまり、
- 投票のように「支持の数」を重視しつつ、
- 実際にお金を出すことでプロジェクト支援の“本気度”を表し、
- それらの合計を「平方根」で計算し、民主的かつ資金的にも支援を得やすいよう配分する
という点で、“投票と資金提供の中間的な仕組み”と表現されるのです。