アシモフの「プロフェッション」
>todesking 「本人に聞いたら役に立たないと言っていた」というのを役に立ってない根拠とするのはLLMを擬人化しすぎである。
>nishio 「"AIに聞いたらAだと言った"を"Aである"の根拠とする振る舞い」は真実を追い求める姿勢としては間違っているんだけど、その振る舞いをするタイプの人が自分で考えてAかnot Aか判断するよりはAIの判断を盲信した方が正解率が高いので社会全体としてはその振る舞いをしてもらった方が有益かもしれない
うろ覚えの思い出し
アシモフの中編 「プロフェッション」(“Profession”, 1957)
日本語では短編集 『停滞空間』(原著 Nine Tomorrows)などに収録されています。
この世界では、十八歳になると脳に職業技能を直接書き込まれ、技能オリンピックで優秀さを示した人材が他の惑星に雇われていきます。ところがジョージは「技能を書き込めない脳」と判定され、精神薄弱者のためと称する施設へ送られます。そこから脱走してオリンピックを見た彼は、暗記した手順が通用しない事態に直面しても、選手たちが自分で考えようとしないことに強い違和感を抱きます。
最後に明かされるのは、その施設が実は、既成の技能を受け取るだけでなく、独力で学び、新しい知識や技術を作れる人間を選抜・育成する場所だったということです。ジョージが「なぜ自分だけ教育されないのか」を考え続け、自力で本を読み、既存の仕組みそのものを批判した過程が選抜試験になっていました。
つまり、思い出されている核心はまさに、
教育された人々は知識を持っているが、自分で新しいことを考えられない。
教育不能」とされた人々こそ、教育の方法そのものを作る側になる。
という反転です。タイトルの Profession も、与えられる「職業」と、職業を作り出す側との対比になっています。