NISHIO Hirokazu[Translate]
オープンソースにおける期待管理
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オープンソースプロジェクトからプロプライエタリ製品への転換で成功し収入を得た開発者の事例をめぐり、オープンソースコミュニティへの貢献と収益の還元についての議論が展開された。
ピロ氏は、金銭以外でコミュニティに貢献していると自己評価しつつ、オープンソースプロジェクトに対する利益の還元不足に疑問を提起。
オープンソースにおける期待管理の必要性に触れ、成功や評価への期待を持つことのリスクを認識することの重要性を指摘。

要約gpt
この一連のツイートは、オープンソースプロジェクトからプロプライエタリ製品への転換を経験した人物に関する記事をめぐる議論を含んでいます。記事は、オープンソースで苦労した後、プロプライエタリ製品で成功し収入を得た開発者に焦点を当てています。ピロ氏(ツイート主)は、オープンソースコミュニティへの貢献と収益の還元について考察し、自分の行動や考え方についても触れています。

ピロ氏は、オープンソースプロジェクトへの金銭的還元が不足していると感じている一方で、バグ報告や自分のコードの公開など、金銭以外の方法でコミュニティに貢献していると述べています。また、オープンソースの製品を企業向けに収益化する可能性について言及し、ライセンス料の不要性が低コストであることの一因として客を引き付けていると指摘しています。

さらに、プロプライエタリ化により「金払いのいい客だけ」を対象にすることで大きな利益を上げる可能性についても触れ、この戦略がオープンソース依存の製品やサービスを提供する大手企業や独立系ベンダーだけでなく、個人開発者にも適用され得ると指摘しています。しかし、この利益がオープンソースプロジェクトに還元されているかどうかについては疑問を呈し、自身が寄付を受け付けない理由についても説明しています。

最後に、ピロ氏はオープンソースプロジェクトにおける期待管理の重要性について言及し、成功や名誉などの期待は「博打」であり、保証はないという覚悟が必要であると述べています。これは、オープンソースでの作業が必ずしも直接的な報酬や評価につながるわけではないというリアリティを反映しています。

>piro_or 昨晩見かけた「オープンソースで食い詰めたけどプロプラにしたら儲かった。オープンソースにしてたのを後悔してる。」という人の話の記事について、昨日ちょうど学生さん相手に「成果を公開しつつ食っていける所をうちは目指してるんですよね」と話した所だったので、それとの関連性を感じて社内でぽそっと呟いたのだけれど、そこで「この人のプロプラ製品もオープンソースの成果物に依拠してそうだけど、この人は儲かったお金をそれらのプロジェクトに流してるのだろうか?」という指摘があり、そういやその点に触れてる感想を見かけてないなと思った。

>piro_or 自身は無料の情報ばかり摂取してて情報にお金を出してないのに、いざ有料の記事とか本とかを出したら「買ってね」と宣伝したり、売れ行きが芳しくなかったら「売れない」と嘆いたり、みたいなムーブに感じるモヤりと同じやつっぽい。

>piro_or 自分個人はオープンソース開発プロジェクトに金銭の還元はできてないので、代わりにバグ報告したり自分のコードをオープンソースとして公開したりして金銭以外でコミュニティ全体へ還元して、帳尻を合わせているつもりでいるけれど、でも実際は多分、受けとってる物の方が多いと思う。

>piro_or オープンソースのままでも対企業で収益は上げられる(うちはそうしてる)けど、お客さんの動機に「ライセンス料金がかからないから、サポートに金を出してもまだ安い」がある気はしていて、件の人はプロプラにして金払いのいい客だけ相手にしたから大儲けできた可能性はあるかもなと思ってる。

>piro_or 年末年始の新幹線のぞみを指定席だけにしたらケチな庶民がいなくなって客層が良くなり混雑が解消され顧客(=金を払って乗った人)の満足度が上がりJRもホクホク、みたいな。

>piro_or 話がずれた。とにかく、「自分の製品やサービスが利益を挙げているのに、その依存先のオープンソース開発プロジェクトに対しては利益を還元しない」という構造は、大手(AWS)と独立系ベンダー(ElasticsearchやMongoDBなど)との間でだけで起こる物ではないんだよなあ。ってことを言いたかった。

>piro_or この記事の人がそうかは分からないけどね。もしかしたら「自分はオープンソースで食い詰めて苦労したから、儲かるようになった今、恩返しのためにいっぱい寄附してる」のかもしれないし。(そこまでは調べてない)
> 僕も、もしあぶく銭が5000兆円手に入ったりなんかしたら、何かしら寄附したくはある。

>piro_or この話の逆の「寄付受け付け」は、自分はしてないんすよね。僕自身が「お金もらったしな……」と、いらぬ責任意識を抱え込んでしまいそうで。あと「こっちは金払っとんねんぞ」と居丈高に来られるのを恐れてもいる。そんな風にdonationを勘違いしてる人はいない、とまでは人を信じきれてない……

>piro_or Waterfoxの話を受けたのは、「仕事だから」「対価を頂いた分の働きはした」という言い訳が立つなら後々気に病まずに済むと思ったから、という部分は正直ある。

>piro_or この記事の人が一体何を失敗したのか、という点については色々な考えがあると思うけど、僕は、「仕組みとして強制できない事(恩恵が自分に還元されるとか、名誉が得られるとか)に期待しすぎたこと」なのではないか、と思う。
> >piro_or: 僕のライセンス選択の基準は、突き詰めると「自分の感情の落とし所優先」なんでしょうね。「何が起こったらイヤか、我慢できないか」で決めているので、非コピーレフトを設定するのは「成果がこちらに還元されなくても惜しくない」と思える物だけにしてる気がします。

>piro_or 期待しては駄目だという話でもなく、期待するのはいいけど、「それは博打だ、保証はないのだ」と覚悟しておかないといけないんだろうなって。


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