デジタル民主主義2030定例2025-11-08
議論
DD2030(=デジタル民主主義2030)が3プロダクトをメンテする場のように見えてしまっている
「新しいものが作られている場」だと見えるようにしたい
西尾(omorate)、中山(farbrain)、青山(cartographer)が作っているプロジェクト等をDD2030のプロジェクトでワイワイしている中で生まれたプロジェクトですよ、というナラティブにするのが良いのでは
DD2030を「プロダクトが生まれる場」とするナラティブ
いまあるプロダクトで解決できない問題でも、新しいものを作って解決する人が集まっている場で相談すると新しいものが生まれるきっかけになる
Shingo Ohki: デジタル民主主義に関連する声や情報が集まるといいですよね
moai: 個人でやっていきたいのか団体のプロダクトとしてやっていきたいのかが不明瞭
ken: これはmoaiさんの責任範囲ではないのでは、みんなの意見に対してmoaiさんが答えなきゃいけないわけではない
moai: コミュニティマネージャの仕事として開発が滑らかになるようにしたい
ken: わちゃわちゃしているのを中に見せたい?外に見せたい?
nishio: なるほど、この切り口は盲点でした
tokoroten:
内部: 人数がいるけど流量が少ない、中にいても熱量が見えない
外部: 「3つのプロダクトがある」しか外に見えてないから、外部からはそのプロダクトのメンテナンス組織にしか見えず、新しい面白い人が入ってくる見え方ではない
少なくともここの見え方がよくない
「ここで最先端のものが生み出される」という感じがない
nishio: ここは大事なところだと思う、特に若い活力ある学生さんとかが面白くないと感じてしまう
ken: 同じソフトウェアのメンテでも面白くなりうるのでは?ChatGPTとか
nishio: それは大規模なユーザがいるプロダクトだからそれに関わるのが面白いって話であってdd2030の状況にマッチしないのでは
tokoroten: 自治体で使われているのは見えないところで使われているので「ユーザがいる」感がない
ken: OSSとSaaSの違い、ログを見れるようにする?
tokoroten: SaaSをやるほどの責任は持てない
ken: 新しいことをやってわちゃわちゃすること自体は賛成だが、それが問題解決につながるのか、そもそものIssueはなにか
Shingo Ohki: コミュニティーは活性化していた方がいいけれども、そのための労力(コミュニティー運営)が取れてない(そこにコミットしたい人が少ない)というところなのかなと思いました
tokoroten: 整理: 「新しく生まれたプロダクトを今後どうしていくか」
「dd2030が寂れているからどうするか」が主題ではなかった、伝え方が悪かった
farbrainは公聴AIといどばたの中間的なプロダクト
リアルタイムに意見を収集して、マッピング
どちらかに興味を持ってやってきた人でもfarbrainが適しているね、となりうる
ken: システマティックにやるのではなく、オーガニックでやるといいよね
最初がWebや広報ではなく全体会でやったり体験会をやったり
farbrainのスクリーンショット
ken: これは何人で使える?
tokoroten:
3人では機能する、20人を超えると怪しい
20人を超えるとゴール意識の共有ができなくなり、ゴミが入ってくる可能性が高まる
nishio: よくあるグループワークの「わかれて議論する」に相当する
ken: これはブロードリスニングか?人数は少ない
tokototen:
いどばたシステムの良いところはみんなが並列にアウトプットできるところ
それを広聴AIに繋げた
広聴AIの問題「自分の発言がどこに行ったかわからない感」を解決
リアルタイムフィードバックがあることの楽しさ
自分の発言でクラスタの形状が変わる、自己効用感
Polisの楽しさと同じ
ken: 「the ブロードリスニング」とは違うよね
nishio:
自治体の「the ブロードリスニング」も、データが集まらなくて悩んでいるケースがしばしばあり(広聴AIの前段階は所詮アンケートなので)、であれば先にfarbrainでタウンミーティングやワークショップをやって種を集めてやったほうがいいと思う
やり方1: farbrain自体で付箋のブレインストーミングと違って広聴AIに入れられる形式のデータがデジタルで得られる
やり方2: farbrainの結果を広聴AI的なアンケートの募集時に示すことで「いろいろ言いたくなる」効果があると思う
台湾の事例でも「10人のグループが25個」みたいなやり方のブロードリスニングをしており、「アンケート起点のブロードリスニング」とは違ったかたちのブロードリスニングの実現手段として有望な選択肢だと思う
ohki:
自治体の「ブロードリスニングしたい」は「今は意見が集まらなくて困っていて、新しいブロードリスニングを使えば意見が集まるかも」という期待のことがあり、広聴AIはアンケートしてから分析なのでこの期待は満たせない。
使う側からすると「これが何に使えるのか」がわかりやすいといい。
プロダクト起点になっていて、ユーザーの課題起点になっていないのが気になっています
今は「作ったツールをどう使ってもらうか」でしかなくて浅い、自治体と一緒に「問題解決」をしたい。問題解決をする上で新しいツールが必要になることがありそう
ken: 一番大きな課題は集まらないこと?
ohki: それはよく聞く。
ただ、その課題を既存プロダクトで刺しに行くより、課題を先にしたほうがいいかも
ken: hot topicなら意見は集まるが「曖昧な停滞」の時には意見が集まってこない、この2つの状態で適したツールは異なっていそう
チャット欄から転載
Shutaro Aoyama
先程の議論の自分の理解:
「新プロジェクトは、コミュニティメンバーが個人として勝手にやっていること」という現状の扱いで特に誰も困らない
「コミュニティメンバーが個人として勝手にやっていること」を尊重してみんなでワイワイするという文化がもっと盛り上がると嬉しい
Shutaro Aoyama
> プロダクト起点になっていて、ユーザーの課題起点になっていないのが気になっています
同意です
Shutaro Aoyama
ちなみに、Cartographerは:
一旦公共領域に絞らずに、企業内の同期的コミュニケーションにスコープを絞って課題や顧客を探りつつデモを大量に回している。これはDD2030の範囲からは外れそう。
それはそれとして、公共領域(自治体の住民会議)のユースケースの課題とのマッチも考えて、自分ごと化会議にチームメンバーがゴリゴリ入ってこちらも最近実験を色々回している。ここの探索をDD2030コミュニティとともにやれると良さそう。
みたいなことを考えて動いています!
個人的なスタンスとしては:
「公共領域以外の顧客を想定したプロダクト」として個人的に作って事業にしたいと思っている。なので、DD2030に関わることで権利的な制約がかからないと嬉しい。
それはそれとして、デジタル民主主義的ゴールの達成や、DD2030のコミュニティを盛り上げることに役立つなら、使えると嬉しい
という感じです
(情報共有です!)
(特に何か論点があるわけではなく、単なる情報共有です!)