NISHIO Hirokazu[Translate]
推理導線は明確に存在するが犯人有利なマダミス

>nishio 推理導線の明確なマダミスに関して、探偵側に十分に論理的思考能力の高い人間が居て、場が情報公開を是とする雰囲気になったら、情報公開が不都合な犯人が情報公開に抗っても疑われるから本質的に犯人めっちゃ不利で、だからバランスを取るならルールやフレーバーで情報共有を妨げるしかないのでは

>nishio 「全体議論を減らす」「強制密談時間を作る」「共有禁止情報を作る」「情報量が多いハンドアウト」「時間区切りの多い時間軸」「複雑な地図」「情報が整理されておらず、会話文やストーリーの形で提示されている」
> やりすぎて探偵側に十分に論理的思考能力が高い人が居ても犯人特定できなかったw

>nishio それでも犯行時刻に犯行現場にいたことまでは特定されてたので、直接的な凶器に繋がる情報カードを自分で引いて握り潰せてなかったらもっと疑われていたんじゃないかな。


>nishio 別の方法で「推理導線は明確に存在するが犯人有利」なマダミスを作れないかGPT5と壁打ちしたらマダミスではない何かになりそう。まず自分の発言は自分のハンドアウトと矛盾しても良い、なぜならハンドアウトは非開示なので誰も矛盾を指摘できないから。

>nishio 他人のハンドアウトと矛盾してもいい。なぜなら相手もハンドアウトが非開示情報なので正しさを立証できないから。ただ、バチバチ戦うと周囲の人が「二人のうちのどっちが犯人か?」と考えて世界が収束してしまうのでそれは避けなければならない。この問題は相手も同様なので、相手が犯人だと疑われる可能性を指摘して気づかせてから「この相違は重要な情報ではない」という解釈に合意させればよい。

>nishio 自分の過去の発言と矛盾するのが一番ダメージが大きい。が、これは「人間の認知は不完全」という原理を使って「えっ、ちょっと待って思い出しますね」とか言ってハンドアウトを熟読して「勘違いだった」と言えばよい。
ここの3投稿は「犯人側に推理の妨げになる行動についてのアドバイスを与える」という話

>nishio GPTが「ベイジアンジャミング」という言葉を造語?してきたのだけど、世界の可能解釈を広げたり狭めたりして、その新しい可能世界における自分が犯人である可能性を下げればよい。なので他人が世界を広げるアイデアを出した場合には興味を示して掘り下げれば良い。

>nishio GPTが出してきた嫌なアクション「犯人ではないが嘘をつく理由はある」この主張で嘘は犯人の手がかりにならなくなるし、嘘のリスクが減ると犯人でないが目的のある人も問題なく嘘をつけるようになるので証拠を示されてない情報の信頼性が下がってしまう。そう考えるとカード公開は強力すぎるんだな
カード公開は検証可能なエビデンスが増えていく

>nishio でもまあ「それはお話しできません」というプレイも、秘密があるからと言って犯人だという証拠にはならないから似たような感じか

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