AI Assemblyの「111コードで20万人に発信」はどうやったの?
「
AI Assembly(市民熟議アセンブリ)」で 111 から20万人にSMSを送れた理由は、ざっくり言うと “政府が番号を知っていた”のではなく、通信事業者が持っている加入者番号に対して、
111プラットフォーム経由で(事業者側で)ランダム送信した からです。
ポイントを分解するとこうです:
1) 送信先の番号は「通信会社が持っている」
携帯番号は契約情報として 通信会社(Chunghwaなどのキャリア)が保有しています。政府が全国民の番号名簿を持っている必要はありません。
2) 111は「政府の送信元ID(短碼)」で、送信は111プラットフォーム経由
MODAの説明では、111は政府機関だけが使える短い送信元番号で、政府機関は111プラットフォームを使って送ります(不正利用防止のための統制もある)。(
moda.gov.tw)
3) 「20万人にランダム送信」=(キャリア側で)ランダムな番号を抽出して送った
MODAの“Alignment Assemblies”のページに、**「200,000 government 111 text messages were randomly sent out」**と明記されています。(
moda.gov.tw)
Audrey Tangの講演・インタビュー文字起こしでも「random numbers」に送った旨が繰り返し出てきます。(
iHeart)
ここでの「random numbers」は、現実的には キャリアが自社の加入者番号プールから乱択して送るのが自然です(政府が番号リストを作って乱択、だと個人情報の塊になります)。
4) 政府側(111プラットフォーム)は、受信者番号を保持しない設計だと説明されている
MODAの別のプレスリリースでは、送信後に111プラットフォームは受信者情報を保持しないと書かれています。(
moda.gov.tw)
(= 送信のオペレーションはできても、「政府が番号DBを恒常的に持つ」形を避ける設計思想が示されています)
5) その後の「参加者選抜」は、返信(応募)してきた人から層化抽出
20万人に打って、返ってきた有効回答(例:1760)から、性別・年齢・居住地などで 母集団比に合わせる層化(stratified) をした、とあります。(
moda.gov.tw)
Audreyの説明でも「volunteer → stratified random sampling」という流れが語られています。(
SayIt)