>2011年にイラン国境付近で飛んでいた米国の軍事用UAV(Unmanned Aerial Vehicle)が拿捕されたという報道がある。このときはイランがUAVをSpoofing(スプーフィング)したと噂されている。
>Spoofing攻撃で改ざんした位置データをドローン側に送り込む。その後、ドローンは本来の目的地に向かわず、別の場所に誘導されたり、墜落させたりすることが可能だ。
>藤田氏は「当時、イランが本当にSpoofingしたかどうかという確証はありませんが、これを機に世界がドローンの測位に関するリスクに気づき、セキュリティに対する潮目が変わったと言われています」と語る。
>まさに戦時中のロシアとウクライナにおいてもSpoofingが起きている。黒海やバルト海周辺の船舶や軍事UAVなどを狙った事案が普通に起きているという。黒海を通った船や飛行機が位置情報を狂わされた回数は、2016~2018年の間に約1万回にも上ったという報告もあるぐらいだ。