NISHIO Hirokazu[Translate]
命の価値と現代戦術
>nishio @tokoroten
> 分野を問わず、既存の強い勢力が存在するシチュエーションで弱い勢力が戦おうとすればゲリラ戦が選択されるのではないか。武器は敵から奪い、敵兵力の密度の低い周辺部局所戦を繰り返し、それらの村を常駐軍によって占領するのではなくプロパガンダによってシンパにする

>tokoroten 基本的にはそうなんだけど、命の価値でさらにもう少しやり方が変わってくる

>nishio あー、なるほど、確かに。生身の人間の命の価値が高くなったことで、その領域ではなくもっと命の安い領域に戦場が移行するわけだ。無人機(UAV)とかデジタルとか命の区分所有とか。

gpt
ゲリラ戦術の選択 - まず、弱い勢力が強い勢力と戦う際、ゲリラ戦が選択されることが指摘されています。これは、資源の限られた弱い勢力が、敵の弱点を突くための非対称戦争を選ぶというものです。プロパガンダを利用して支持を集めることも含まれます。
命の価値の考慮 - 次に、命の価値が戦術に影響を与えるという点が挙げられています。生身の人間の命の価値が高い場合、それを失うリスクを避けるために戦略が変わる可能性があります。
戦場の変化 - 最後に、命の価値の高まりにより、物理的な戦場から「命の安い」領域、例えば無人機やデジタルの領域への戦場の移行が指摘されています。ここでの「命の区分所有」という表現は、戦略的な資源として命が複数の領域にまたがって利用されることを意味していると考えられます。つまり、直接的な人間の犠牲を伴わない方法での戦争遂行が重視されるようになるということです。
この対話は、現代の戦争や対立において、命の価値が戦術に与える影響と、その結果としての戦場の変化についての洞察を提供しています。特に、テクノロジーの進歩が新たな戦術的選択肢を提供し、戦争の性質を変えていることが強調されています。

>tokoroten 逆に国の一部を貧しくすることで、命が安い人を増やす、という戦略を取る国もあるわけでして……


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