NISHIO Hirokazu[日本語][English]

わからないものをわかるまで掘り下げる

2025-09-07 image

わかるものの集合U

  • Aは入っているので「わかる」
  • Bは入ってないので「わからない」
  • Bを掘り下げるとC1とC2になる、これもわからない
  • C2を掘り下げるとD1とD2になった、これはわかる
  • これによってC2が新しくわかるようになった
  • C1がわからないままなのでBはやはりわからない
  • Bがわかるようになるには、掘り下げた結果として出てきたすべてのわからないものを掘り下げてわかるところまでたどりつかなければならない
    • これには大きなコストが掛かるが、現時点では回避方法が見つかっていない

関連

原体験

  • これ僕の子供の時の原体験として、百科事典が与えられて、わからない単語があって、それを調べて、というサイクルを繰り返して今でいう「知識ネットワーク」を構築した
    • 辞書を読む
    • オンラインの百科事典Wikipediaの誕生によって、広くアクセス可能になった
      • 百科事典を子供に与えようと思うような親によってこのような子供が育つというのはインテリゲンチアの再生産な感じがある
      • Wikipedia以前は図書館がアクセス提供の役割を持ってたんだろうな
  • これが原体験にあると「単語がわからないなら調べたらいいじゃん」となりがち
    • わからない単語が目に入るだけで拒絶反応を示す人が多数派みたいなんだけど共感できない

2025-09-14

  • C1を記録しておくことに関して
    • 自分の理解を改善していくプロセスとしては、当然残しておくべきと思う
      • C1は「まだ掘り下げていない」「将来掘り下げる可能性がある」もの
        • 消してしまうのはよくない
    • わかる文章を求めている読者には邪魔
      • 著者が理解してない概念が「AIが出力してきた」という理由で記載されている
    • これは情報の生産者であるか情報の消費者であるかの違い

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