tokoroten: (規模を拡大しない)会社経営は、視点によっては「悪徳」なわけだ
kazuho: 悪徳と悪はちょっと意味が違うのでは
悪徳と言った場合は、良くないぐらいの意味を指すことが多いのでは?
非社会的と反社会的の違いはわかります? 悪徳と言った場合は前者の意味でも使われがちということです
非社会的行動(ひしゃかいてきこうどう)とは、自身の社会的な立場から意図せず乖離することで、周囲に悪影響を与えてしまうような行動である。
~行動とつけると意思の有無になると思いますが、基本的には全てのものか良か悪かのどちらかに分類できる、という前提は自然言語においては必ずしも成り立たない、というくらいの説明の方がいいでしょうか
悪と一字で使う場合、多くの場合、悪いことを指しますし、西尾さんの用法はそうだったと思います。それに対し、悪徳と言った場合は、悪いというニュアンスでない場合もある、という話です。たとえば、嫌悪という単語において、悪いという意味がないのと同じ話です (*A)
普通はそういう説明をせずに、悪という字には複数の意味があり、熟語によって意味が異なる、たとえば、忌む(嫌悪)、醜い(悪相)、のように、という風に理解すると思います
kuboon: nishioの考える「悪」とkazuhoさんの考える「悪」に開きがあるように見えますね
kazuhoさんの「悪徳」≒ nishioの「悪」<<<< kazuhoさんの「悪」
kazuho: 悪がつく述語の「悪」に「悪い」の意味があると考えるのが一般的かはさておき、西尾さんの用法としてそうだということは良く理解できました。ありがとうございます
西尾さんは漢字あるいは単語にはひとつの意味があると思っていて、僕は文脈によって意味が変わると考えているという立場の違いなんじゃないでしょうか。たとえば「善悪」と「好悪」の悪は、僕は違う意味だと考えるわけです。西尾さんには同じに見える?
僕は辞典で一般的になされる説明をしているだけのつもりです。手元の字源を見てみましたが、実際にそのような構成になっています
確認しましたが「あしき行為」として書経の「爵罔及悪徳惟其賢」を引用していました。漢字辞典なので「あしき」の定義はありません。。。というか、書経のコレは「モラルの低い人に爵位をやるな、高潔な人にやれ」という話なので、行為じゃないと思うんですけどね... cf.国学名句“官不及私昵,惟其能;爵罔及恶德,惟其贤”出处和解释 - 可可诗词网
いえ、そうは言いません。この辞典の例は、むしろ「悪徳」は多義的な語であるという当初の主張の補強になるかと ref. (*A)
ここで引用されているとおり書経が元々の語源の言葉のようなんですが、そもそも「品性下劣」みたいな意味である以上、「あしき行為」という意味は転用だと考えるのが妥当だろう、ということです
そんな感じですかね。悪という字の意味がbadである、という主張なら同意できるかなと思います(badは上位語なので)。ちなみに手元の和英で「悪」を引くと evil (邪悪); wrong (不正); vice (悪徳) と出てきました。つまり、文脈によりこれくらい細かな意味の単語から選ぶことが多いということかと
要は僕は西尾さんの「悪」をevilあたりの感じで読んだわけですが、badの意味でお使いだったということで、そこがすれ違いだったのだと思います
西尾さんは漢字あるいは単語にはひとつの意味があると思っていて、僕は文脈によって意味が変わると考えているという立場の違いなんじゃないでしょうか。たとえば「善悪」と「好悪」の悪は、僕は違う意味だと考えるわけです。西尾さんには同じに見える?