PPFは「ある財を多く生産すると、ほかの財の生産を減らさざるを得ない」というトレードオフを示し、そのときの犠牲量が機会費用となります。経済学の基礎概念の一つです。
各軸が財であるとは限らないよね?(財の空間をGoods space、G-space、特徴の空間をC-spaceとする議論があったはず)
その通りです。一般的にPPFは「複数の財(モノ・サービス)」を軸にとる図で示されることが多いですが、必ずしも「財そのもの」だけが軸になるとは限りません。たとえば、ランカスターの消費者理論などでは、財そのものではなく財がもつ特性(特徴)を軸に置く「特性空間(C-space)」という考え方があります。こうした場合、PPFは「特性の組み合わせ」の最大可能生産を示すフロンティアになり、各軸が「どの特性をどれだけ実現できるか」を表すことになるわけです。すなわち「財の空間(G-space)」に限らず、多様な視点の“空間”でPPFを考えることが可能です。
協力の深さと広さのトレードオフが生産可能性フロンティアだというときの空間はC-spaceです