NISHIO Hirokazu[Translate]
load-bearing
grasp
「load-bearing(荷重を担っている)」は元は建築用語で、その柱・壁を抜くと構造が崩れるもの=取り外せない支持部材、を指します。装飾的な(抜いても立っている)部材の反対。
これが比喩として転用され、議論・文章・設計で「その要素が実際に効いている/それを外すと主張や機能が成り立たない」という意味で使われます。逆に load-bearing でない要素は、飾り・言い換え・あってもなくても結論が変わらないもの。
前の返答で「27kページのうち今どれが load-bearing か」と言ったのは、今の思考にとって実際に効いている・支えになっているページはどれか、という意味でした。grasp は27,128ページ全部を等価に持っていて重み付けを持たない。そのうち「これは今の判断を支えている(抜けない)」「これは今は関係ない」を決められるのは西尾の判断だけ、という文脈です。
補足すると、これは西尾さんのメモリにも入っている規律「AI造語をload-bearingにしない」の load-bearing と同じ用法です。あの規律は「造語(例:『担体』)を、抜くと意味が通らなくなる支持部材にするな=毎回平易語で言い換えられるなら、その平易語の方が意味を担っている」という話でした。
— という説明自体が示す通り、この語も英語の専門語なので、西尾さんの語彙で言い換えるなら「効いている/幹になっている/抜けない」あたりが素直です。私が使うべきでしたね。


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