Move fast and break things
速度を最優先し、失敗や破壊(仕様破壊・既存ルール破り)を許容して前進する、という開発文化の合言葉
Facebook(初期)の有名なモットーとして広まった
後に「Move fast with stable infrastructure」的な方向へ調整された、という“成長後の揺り戻し”もセットで語られがち
何を“break”するのか
仕様(互換性)を壊す
既存の合意形成プロセスを壊す
既存顧客の期待を壊す
信頼(セキュリティ/プライバシー/法令順守)を壊す
→ 「壊してよいもの」と「壊すと取り返しがつかないもの」が混ざるのが問題
この言葉が刺さる局面
小さく出して小さく壊れる(被害半径が小さい)設計ができる
刺さらない/危険な局面
社会インフラ・医療・金融・行政など、失敗コストが高い領域
個人情報・安全保障・差別/炎上リスクなど、外部不利益が大きい領域
「壊れた後に直す」より「壊さない設計」の方が安い領域
“Break”の被害半径(blast radius)で考える
壊れてもいい: 内部ツール / 検証用プロト / 一部ユーザへの限定公開
壊れにくい方がいい: 認証 / 課金 / データ消失 / 個人情報 / セキュリティ
壊してはいけない: 生命・法令・信頼・不可逆なデータ
よくある誤解
「雑にやれ」ではない
「責任を負わない」でもない