NISHIO Hirokazu[Translate]
Nouns Cares - A Better World On-Chain

o1 Proパネル概要
登壇者・テーマ
パネルは Nouns DAO 関連のメンバーが登壇。テーマは「Nouns DAO と公共善(Public Goods)の実現」
Nouns DAO は 1 日 1 体オークションされる NFT「Noun」の販売収益を元に、公共善などさまざまなプロジェクトを資金支援している。

Nouns DAO の仕組みと特徴
毎日 1 体の Noun がオークションされ、落札額がそのままトレジャリー(資金)へ。
NFT 保有者(Noun ホルダー)はガバナンス権を持つ。
誰でも提案できる:Nouns DAO にアイデアを送り、投票で承認されれば資金が支給される。
非常に分散的:特定のトップや中心メンバーではなく、無数のホルダーの集合体。

取り組み事例
アフリカ支援:学校建設や井戸の設置(Sierra Leone など)。
猫用シェルターを作るプロジェクト(Hong Kong・中国・日本などで展開)。
Ethereum/暗号資産業界への寄付:プロトコル開発支援やロビイング(Stand With Crypto、Protocol Guild など)。

Nouns Cares の役割
提案者や新規参入者への伴走サポート(資金獲得、企画実行、レポーティングなど)。
Web2 / Web3 企業の橋渡し:ブランドやプロジェクトとのコラボを促進。
実務支援と透明性担保:成果物の報告、進捗管理など(ただし厳密なガバナンスではなく緩やかなサポート)。

東京に来た理由・意義
東京(日本)コミュニティが大きい:Nouns DAO Japan や Farcaster のユーザーが活発。
政府の政策や技術志向などから日本が Web3 の成長市場となり得る。
グローバル視点で公共善を促進:海外企業・プロジェクトとの接点強化。

参加・連絡方法
Farcaster:Web3 SNS。コミュニティやガバナンス関連の議論が盛ん。
Nouns DAO Japan への参加:SNS やイベントを通じて情報交換。
イベント・上映会:Nouns のドキュメンタリー上映などが東京で開催される。

まとめ
Nouns DAO は NFT オークションを原資に、多数の公共善プロジェクトに資金を提供する分散的コミュニティ。
提案や参加に明確なハードルはなく、自分がやりたい社会的意義のあるプロジェクトを世界中のホルダーと連携して形にしやすい。
日本コミュニティの盛り上がりと Web3 志向を背景に、今後さらに活動の幅を広げる見込み。
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