NISHIO Hirokazu[Translate]
Scrapboxで書いてリンクで共有
旧タイトル「ScrapboxとGoogleDocs」
チャットで盛り上がった話を「これは有益だからまとめとこう」と思った
Scrapboxでまとめた
それをチャットに参加してた人に共有しようと思ったときにScrapboxでは「リンクで共有」ができない。
公開できない話なので僕のpublicに置くわけにもいかない。
新しいprivateプロジェクトを作ったとしても…
インバイトリンクは個別のページに貼れない
「このリンクからグループに入って、それからこのページを見て」と二度手間
「リンクを1個貼って『ここにまとめときました』と言いたい」というユースケース
僕はいままとめてるやつをあとでGoogle Docsに移植して「リンクで共有」することになるのだろうか面倒

一晩寝て起きたら解決策を思いついた
Scrapboxでまとめた後、ブックマークレットでMarkdownに変換
そのMarkdownをHackMD - 共同編集できるMarkdownノートに貼ればよい
リンクを知っている人だけが共同編集できる
ただし上記ブックマークレットは現時点ではネストした箇条書きが正しく変換できない。
変換後の出力を s/^( +)/\1\1/ したらOK
作者にフィードバック済み
将来的にはMarkdown書き出しが公式にサポートされるといい

ページ間リンクが強みのScrapboxなので、1ページ共有するって目的だと正直他のサービスと大差ない
逆に言えばScrapboxで書いて問題ない、ストレスなく1ページMarkdownでエクスポートできたらいいだけ
箇条書きの整理に関するショートカットが充実しているのが長所?

GoogleDocsは今回は使わない結論になったが「コメント」「編集差分」の機能が充実しているのが長所
だけど「チャットでの議論をざっくりまとめときました~」的ユースケースでは編集差分のハイライト表示はいらんわな
コメントつける機能はDropboxなら箇条書きをツリー掲示板的に使う形の文化が出来つつあるみたい
本文とコメントが分離していないという問題点はある
Web記事の添削とかには便利

Dropbox Paperも仕事の一つで使っている
他の3つの方法と比べた時の大きな違いは…
デフォルトでタスクトレイに入っているDropboxアイコンで更新通知をしてくるぐらいか?
更新されたことをどう通知するか、というのはユーザーに使い続けさせるために重要な要素
またの機会に。

HackMDで共有した後にそれを編集した場合、どうやってScrapboxに戻すのかという別の問題が。
HackMD上だけで編集してたならScrapboxに変換しなおして上書きすればよいが
Scrapboxでも編集していた場合はどうやってマージするんだ問題が発生する
両方Markdownにしてマージ?
"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]