NISHIO Hirokazu[Translate]
「読んだ?」という問いの無意味さ
特定の本Xを読んだかどうかの質問について
読んでても内容を覚えてない人がほとんどなので特定の本を読んだかどうかを聞いても無意味
いちいち確認しないで、常に読んでない人を想定して話したらよい
ごく稀に読んでいてしっかり理解している人と出会った場合、同じ本を異なる視点から捉えてるので面白い議論ができる

逆パターン
「読んだ?」と聞かれる側
読んでようが読んでなかろうが「すみません、読んでないです」と言って相手に説明させた方が得かも
自分の読んだ本の相手視点での表現が得られて理解が深まるから
読んでる場合は「読んだけどあんまり覚えてないです」でもいいかも

具体的な話
レトリックと人生」の物理的なイメージがぼんやりと記憶にあるから読んだような気がするが、何もメモが残されてないから読んでないのかもしれない、そもそも「読んだかどうか」は情報量がないのでは?という思考の流れ

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