NISHIO Hirokazu[Translate]
できるけど疲れる
>発達障害のある方に関して『何かができるかできないか』っていうことだけで見ると、見誤るんですね。『できる』と『できない』の間に『できるけど疲れる』ことがたくさんある


>tep_kikuchi いつも研修で先生方にお伝えするのですが、発達障害は「問題なくできる」と「がんばってもできない」の間にある「できるけど疲れる」というところが大きいのです。この「できるけど疲れる」ことを本人に課し続けると、そのうち疲弊して不安定になったり、二次障害に発展します。

>tep_kikuchi 特に気をつけたいのが、あまり外に行動化しないでストレスがうちに向いてしまうタイプの子で、表面上トラブルが生じてないので教員が本人の困り感を見過ごしがちです。知的に問題のない、特に女の子のASDに多い気がします。

>tep_kikuchi なので頑張れてるから配慮しなくて良いとか、むしろ頑張らせることが自立につながるとかはどちらかというと悪手です。積極的に配慮して教室を「快適に過ごせる空間」に、授業を「快適に学習に集中できる時間」にしていくことが大切です。

>umikotam 失礼します。質問をさせてください。
> 人生の営みのほとんどが「できるけど疲れる」→頑張ってやる ということだらけで毎日ヘトヘトなのですが、
> みんな「できるけど疲れる」ことを無理してやって生きているものだと思っていました。だから自分も頑張っていました。
> 実際にはそうでもないのでしょうか?

>tep_kikuchi 「疲れ」というのは本人にしかわからない感覚なので、他の人がどれくらい頑張ったらどれくらい疲れるのかを客観的に示すことはできないですよね。だから「周りもこれくらい頑張ってるはず」と思ってしまいます。
> 「ひょっとしたら自分は頑張りすぎているのかも」と考えることも大切だと思います。

>snooze_kakkun 不勉強で申しわけありません。
> すごくデリケートな話になるとは思うのですが、
> 発達障害と怠け者の境界って、
> その判断そのものが千差万別っていうことなんでしょうか?
> 自分自身、楽しいことはがんばれるけど、
> いやなことは、すぐにいやになる(疲れる)気がします。

>tep_kikuchi 基本的に、発達障害か怠け者かという比較をすることは避けた方が良いと思ってます。怠け者というレッテルは「努力していない」ことを意味すると思いますが、そもそも努力って他人が外から見て十分かどうか判断できるようなものでもありませんし。

>ChanPchanSniper できるけど疲れるを最近続けています。
> 治療目的半分の筋トレ、自分のお仕事に関する準備、最低限の日常生活、趣味、発達や精神疾患の工夫の模索...
>
> それを続けると人間の体はどうなってしますすか? 私は毎日何かしら疲れていて朝早くに起きるのがすんごいしんどいです.... 対策教えてください

>tep_kikuchi 難しいですね
> よくアドバイスするのは調子が良い時に「自分がこうなったら限界」という基準を決めといて、そのサインが出てきたら休む・距離をとるようにあらかじめ決めておくとよい、ということですかね。自分でなかなか気づきにくい場合は、主治医やカウンセラーなどと相談しておくと良いとかと。

>Yk5cVb 発達障害にも種類があると思うのですが、極端に不器用なのも特性ですか?ずっと生きづらいと思ってきました。
> アルプス一万尺のような手遊びや単純なダンスの繰り返しなど、何百回練習しても、たまたまできることはあってもできる様にはなりません。次の挑戦では失敗します。
> 避けて逃げての半世紀

>tep_kikuchi 実際にきちんと診断基準に該当するかを医師が判断することになりますが、発達性協調運動障害(DCD)という、不器用さを主症状とする発達障害があります。こちらが参考になるかと。


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