>すでに述べたように、紙きれづくり、グループ編成、A型図解、B型文章化のどの工程においても、作業中にふと貴重なアイデアが思い浮かぶものである。こういった、「ふと浮かぶ」アイデアというものをけっして粗末にしてはいけない。たとえそれが、はなはだささやかにみえようとも、それらの小さなアイデアがたくみに累積効果を生んで、ついにはひじょうに貴重な大きな実りをもたらすということが、KJ法のもっとも重要なねらいであるからだ。