NISHIO Hirokazu[Translate]
ほとんどの人は人間の知能の限界にぶつからない
>emollick Models like o1 suggest that people won’t generally notice AGI-ish systems that are better than humans at most intellectual tasks, but which are not autonomous or self-directed
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> Most folks don’t have a lot of tasks that bump up against limits of human intelligence, so won’t see it
> o1のようなモデルは、ほとんどの知的タスクで人間よりも優れているが、自律的または自己指向的ではないAGIっぽいシステムに人々は一般的に気付かないことを示唆しています
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> ほとんどの人は、人間の知能の限界にぶつかるようなタスクはあまりないので、それを見ることはありません
あっ、なるほど
これはこういう形で言語化はしてなかった
o1 Pro考察2024-12-08の後半でThe illustrated guide to a Ph.D.を出して「端を押し広げる」という表現をしていたのは「人類の知識の端を押し広げる」ということ
これは人間の知能の限界と親和性の高い概念
「人類という人間の集合の言語化した知識のストック」と「人間個人の知能の実現可能なタスク」とで少し意味は違う
そのあと専門性ブリッジ人類が到達可能な領域の話をしていた

>emollick I don’t think o1 is AGI in any conventional sense to be clear. But I think the fact that most people can’t find a use for it when it is quite good in some hard things is a good indicator.
> 私は、o1が従来の意味でのAGIであるとは思いません。しかし、ほとんどの人がそれがいくつかの難しい問題に対してかなり優れているときにそれの使い道を見つけることができないという事実は良い指標だと思います。

これはあれだな

o1 Pro
多くの人は自分の知的限界に直面するような課題を日常で扱わないため、高度な知能を持つシステムの真価に気づきにくい。しかし、こうしたシステムが広く実用化されれば、社会全体のタスク基準が変化し、これまで専門家だけが扱えた困難な問題も「普通の課題」に組み込まれる可能性がある。その結果、個々人が「要らない」と感じていた高度知能ツールが、やがて新しい基準の中で必須となるかもしれない。すなわち、目に見えない知能の限界は、社会的・歴史的プロセスの中で変化し、後から振り返れば「必要性を自覚する」段階に至ることもありうる。
nishio
人類全体が博士の仕事をする未来は熱いな
まあ「人類全体」は誇張としても、博士の仕事をする人の人類に占める割合が増加するのは起こり得るかもね
o1 Pro要約: 世界人口全体で博士号取得者は1%未満とされる。
説明: 国や地域、研究分野によって異なるが、一般的に博士号取得者は総人口の中でごくわずか(1%未満)と推定される。たとえばアメリカ合衆国でも人口比で博士を有する人は2%未満程度であり、世界規模で見ればさらに低くなる。
学部4年、修士2年、博士3年、というのが高コストだし、職業としての魅力が相対的に低いから選ぶ人が少ない
一旦学士と修士の価値が皆無になるくらいAIがホワイトカラーを破壊し尽くすと、相対的に博士の魅力が高まる?
工学系の博士はしばしば実世界での実験を伴う

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