NISHIO Hirokazu[Translate]
プロジェクトのタスク管理をScrapboxでやる
良さそうなので今後これに寄せていく

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shokaiのやり方を観察して考えた

手順
1: プロジェクトに関する細かい粒度のページにつけるタグを決める
shokaiの使い方を見るとこの細かい粒度のページは「Issue」でも「TODO」でもなさそう
「こうあるべき」みたいな断片も置かれてる
GTDのInboxと同じ、「それがタスクであるかどうか」と無関係にとにかく書き出して入れる場所が必要
shokaiは「タグをつけなくなった」と言っている
これはおそらく以下のプロセスを経た後の話なので今から始める人はつけたほうがいい
まずは全てに共通のタグをつけて管理
運用しているうちに:
脳内に地図ができる
ページが増えてきて「共通のタグがついているページ」が多くなりすぎる
その結果、より細分化したタグをつけるようになる
2: 気になったことを全部書き出す
ページを作ってそのタグをつける
個別にページになっていた方がScrapbox的に都合が良いから
タグのページにリストを置くのでも最初の一歩としては良い
最初の一歩のハードルを下げることが大事
リストを作ることは慣れているので心理的ハードルが低い
1行で表現できないことを書きたくなった時にページにしていけば良い
行に追加の説明を書き足してから"new page"メニューで新しいページに括り出せば良い
自動でタグのページへのリンクがつくし

そのプロジェクトに関する全てのページにキーワードXが含まれていれば、検索で絞り込みやすい
キーワードXでの「リンク」である必要性はない
リンクの場合はキーワードXのページに一覧表示される
それは数が少ない場合にはメリットだが、多くなると無意味になる
ページにすることのメリット、古いものが自然に沈む?
一度にできることは一つなのでTODOだらけにしない


Scrapboxに開発に関する考察を書き散らしていたことによって、予期しないところの設計でそれが結合して考えが進む事例
>付箋の追加編集画面と詳細表示画面が同じものであるべきかどうか悩んでたのだけど、
>過去の議論を読んでたら付箋はイミュータブルって書いてあって、
>ならば「編集」ボタンではなく「再利用」ボタンであるべきだな、と結論


"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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