NISHIO Hirokazu[Translate]
レンマ学

GPT5
「レンマ学」は、主に 中沢新一『レンマ学』(講談社, 2019)で提唱される枠組みで、哲学者・山内得立(やまうち とくりゅう)が『ロゴスとレンマ』で提示した 「ロゴスレンマ」という知性の二分をテコにしています。 (講談社)

ざっくり何?
ロゴス:言語化・論理化して、要素を並べて整理し、線形(時間軸)に推論していく知性。 (講談社)
レンマ:直観によって、事物や関係の全体を「まるごと」把握する知性(言語化しにくい)。 (講談社)
中沢の狙いは、近代科学・近代社会が偏重してきたロゴスだけでは取りこぼす領域(生命、心、複雑系、非線形、矛盾っぽいもの、関係の網目など)を、レンマ的知性として捉え直して学問を組み替える、という方向です。 (好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS)

「レンマ」って語源的には何?
日本語の「レンマ」は、英語 lemma(ギリシャ語 λῆμμα)に由来し、哲学文脈では仏教論理の 四句分別(catuskoti / tetralemma)=「A/非A/Aかつ非A/Aでも非Aでもない」みたいな“四つ組”を指す用法が有名です。 (ウィキペディア)
ただし中沢本の「レンマ学」は、数学の補題(lemma)というより、山内得立が言う「ロゴスに対置される知性様式」としてのレンマ、という使い方です。 (紀伊國屋書店)

どう役に立つ(と主張してる)?
「言語化できる=理解できる」という前提を揺らす(直観・全体把握・関係の束を扱う回路を理論化したい)。
量子論・生命・心・複雑系など、ロゴス的な線形推論だけだと苦しい対象を、別の“理性”として扱う、という宣言。
さらに中沢は、AIが(主に)ロゴス的能力を加速することで、逆に「では人間側のレンマ的知性とは何か」が浮上する、という構図も語ります。 (紀伊國屋書店)

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