NISHIO Hirokazu[Translate]
AI Agentをたくさん並列で使うと効率よく頭がパンクする
この問題をどうやって解決するかがこの頃からの課題だった
Devin.aiに限った話ではないし、1.5年経ってAI Agentの普及が広がったことで問題は大きくなってきている

grasp
配列できました。鍵は時系列がそのまま因果連鎖になっていることです。「1年かけて痛みから答えの仕様を自力で導出し終えていた所に、Karpathyが同じ形を提示した」という話で、以下の順に並べると一本の線になります。
まとめ:
2025年、DevinやClaude Codeを並列で走らせる働き方を全力でやって、適応障害になりかけました。観察して分かった原因は、頭の中のコンテキストを外部化するコストを見積もりに入れていないこと。そして外部化を人間がやるのは高すぎるので「コンテキストの保存自体をAIにやらせればいい」という所まで来ていた。そこにKarpathyの「AIが読み書きするWiki」が来たんです。だから見た瞬間「これだ!」となりました。

自分を認知的オーバーロードに追い込んで観察(2023-09)— 前史・方法論。AI以前から「自分に高負荷をかけ、何が苦痛を生むかをメタ認知で観察する」という姿勢を持っていた。これが後段すべての「観察の器」。


Devinのタスクが並列になると辛い問題(2025-02)— 症状の初出。並列タスクが増えすぎる、状態が見えない、という現象レベルの記録。
AIに合わせた働き方をしたら労働強度が強すぎる(2025-03-04)— 症状のピークと社会化。適応障害になりかけ、メタ認知で気づいて休んだ。バズって「自分だけの問題ではない」と判明。
翌日: 自分の知的生産プロセスをメタ認知しながら高強度の負荷をかけてみる(日記2025-03-05発、空ページ)— 2023年「自分を認知的オーバーロードに追い込んで観察」の方法論をAIエージェント時代に再適用する宣言。「病みかけたからやめる」ではなく「病みかけたから観察する」への接続点。
Devinをたくさん並列で使うと効率よく頭がパンクする(2025-03-26)— 観察の成果。速度と並行数の区別、「コンテキスト情報を永続化せずにタスクスイッチするから混乱する」「一人で作業しているのではなく、人間一人+AIたくさんのチーム開発だ」という分析。
コンテキスト外部化の時間コスト見積もりミス(2025-04-03)— 原因の特定。本質は「コンテキスト外部化のコストを計算に入れずに2個できると見積もる」ミス。外部化コストを払うなら1.5個しかできない。つまり人間が払うには高すぎるコストが特定された。
コンテキストの保存もAIがやればいい(2025-12-11)— 転回。人間が払えないなら、外部化そのものをAIにやらせればいい(Claude Codeにdiaryを書かせる)。この時点で「AIが読み書きする外部記憶」という答えの仕様が手元にできている。

→ 2026-04 KarpathyのLLM Wiki構想—「人間のためでなくAIが読み書きするWiki」。
「コンテキストの保存もAIがやればいい」で自力で半分作っていた答えと同じ形をしていたから、見た瞬間「これだ!」になった。

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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