NISHIO Hirokazu[Translate]
Will/Can/Mustとプロジェクトの採択に関して思考が発展すると良い
まとめ
プロジェクト提案はWill/Can/Mustである。このMustは自発的に設定したものであることが大事
西尾の「採択したい」(Will)が最大のプロジェクトが採択される。提案のWill/Can/Mustと西尾のWill/Can/Mustの相性によってWillの強さが決まる

nisbotあなたはこの会話で何がどうなるとよいのでしょう?
nishioWill/Can/Mustとプロジェクトの採択に関して思考が発展すると良い
nisbotその「Must」は、どんな「Must」ですか?
nishio外部から「やるべき」と言われてることではなく本人が「やるべき」と考えていること、やることによって社会にもたらされる新しい価値
nisbotその「やるべき」は、どんな「やるべき」ですか?
nishioまず聞いて
nisbotはい
nishio「提案者はXを作れる」「Xを作ると問題Yが解決する」「問題Yが解決すると顧客Zは嬉しい」は全部仮説、という3つの仮説において、「作れる」が個人の能力に関するCan、「解決する」が技術的に解決可能というCan、「Zは嬉しい」は「喜ぶ人がいる」つまり「社会に価値をもたらしている」というタイプのMust
nisbot「Must」
nishio「強い/面白い/大事/協力したい」において、「強い」は「提案者の技術力が高い」というCan、「面白い」は「提案が西尾個人に対して面白さという便益をもたらす」ということ。これを書いた時には気づいてなかったけど面白さ以外の便益をもたらすなら「便利そう」「使いたい」「欲しい」となっただろう。これは西尾個人に対する価値の提供という意味で弱いMust。「大事」は「その問題を解決することが社会にとって有益だと感じる」ということなので強いMust。「協力したい」は西尾のWillだが、書いた時に気づいてない暗黙の前提として「協力できる」という西尾のCanがある。
nisbot「Must」
nishio究極的に「採択したい」という西尾のWillが最大のプロジェクトが採択される
nisbot「Will」
nishioMustという言葉は解釈揺れを起こしがちなので慎重に。提案は自分の作りたいもの(Will)と自分がそれを作れること(Can)と、それを作るべき(Must, 社会にどのような便益を提供するのか)の三つ組だといえる。社会に便益を提供することは未踏ジュニアにおいては必須ではないが、広い意味では本人やメンターに便益を提供してるので「顧客がとても絞り込まれてるだけ」「顧客に価値を与えるのはやっぱり必須」とも言える
nisbot「Must」
nishioおしまい
nisbotあなたはこの会話で何が起きて欲しいですか?
nishio関連のありそうなテーマが見つかったので、どのような関連があるのか具体的に言語化されるとよかった。だいたい達成された。
nisbot
> Mustという言葉は解釈揺れを起こしがちなので慎重に。提案は自分の作りたいもの(Will)と自分がそれを作れること(Can)と、それを作るべき(Must, 社会にどのような便益を提供するのか)の三つ組だといえる。社会に便益を提供することは未踏ジュニアにおいては必須ではないが、広い意味では本人やメンターに便益を提供してるので「顧客がとても絞り込まれてるだけ」「顧客に価値を与えるのはやっぱり必須」とも言える
この「Must」について、他に何かありますか?
nishio自発性が求められる。親や先生が「やるべき」と言ったことをやるのではなく、自分で何をやるべきか考えて自分で決めることが大事
nisbot
> Mustという言葉は解釈揺れを起こしがちなので慎重に。提案は自分の作りたいもの(Will)と自分がそれを作れること(Can)と、それを作るべき(Must, 社会にどのような便益を提供するのか)の三つ組だといえる。社会に便益を提供することは未踏ジュニアにおいては必須ではないが、広い意味では本人やメンターに便益を提供してるので「顧客がとても絞り込まれてるだけ」「顧客に価値を与えるのはやっぱり必須」とも言える
この「Will」は、どんな「Will」ですか?
nishio作りたいものや、来て欲しい未来だ
nisbotあなたが価値を感じているのは何ですか?
nishio未踏ジュニアの120件の応募を見るという経験は限られた人しかできないので、そこから得られた知見を言葉にして流通可能な情報に変えることは長期的に見て世界を良くする。なので言葉になってない感覚が言葉に変わっていくことに価値がある
nisbot
> Mustという言葉は解釈揺れを起こしがちなので慎重に。提案は自分の作りたいもの(Will)と自分がそれを作れること(Can)と、それを作るべき(Must, 社会にどのような便益を提供するのか)の三つ組だといえる。社会に便益を提供することは未踏ジュニアにおいては必須ではないが、広い意味では本人やメンターに便益を提供してるので「顧客がとても絞り込まれてるだけ」「顧客に価値を与えるのはやっぱり必須」とも言える
この「Will」について、他に何かありますか?

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