hidden profile
セットアップ: グループの各メンバーが部分的な情報を持っている。情報の分配は、(a) 全員が共有している情報だけで判断すると候補 B が最良に見えるが、(b) 全員の情報を統合すれば実は候補 A が最良 — というふうに設計されている。正解 (A) は個人からは「隠されて」いて、グループだけが見える。だから "hidden profile"。
頑健な発見: 実際にグループ討議させると、ほとんどの場合 B を選ぶ。理由は「共有情報 (全員が持っている話) は議論で繰り返し言及されるが、
未共有情報 (一人だけが持っている話) は出てこない、出ても重みづけされない」(
common knowledge effect)。事前に「共有しろ」と言ってもこのバイアスは消えにくい。
Schulz-Hardt et al. (2006) は 事前に意見不一致があるグループの方が hidden profile を解きやすい ことを示した — 異論があるとそもそも議論量が増え、共有情報の反復に閉じこもりにくくなる。
多数派テーマから議論を始めると、未共有情報が消える。だから 少数派の
脅威 (Threats) を先に出し、議論アジェンダを「機会の確認」ではなく「
失敗するとしたら何が原因か」から始める べき
関連