NISHIO Hirokazu
[日本語]
[English]
組織は人の接続からなる
組織
は
人の接続
からなる
組織は単なる
人の集まり
ではなく、
組織に蓄積されたリソース
がある
このリソースによって組織の外の人たちよりも効率的に生産をすることができる
これが組織が形を保ち続けるためのエネルギーを生み出せる理由
「外の人より効率的に生産」できない組織は「形を保ち続けるためのエネルギー」を失い、瓦解する
たとえばより生産的な組織がより安価に商品を提供して顧客を奪ったり、より良い待遇を提示して社員を引き抜いたりする
このリソースの中の一つが「人の接続」
観察者を置くことによる囚人のジレンマの破壊
共通言語によるコミュニケーション効率の向上
組織文化というエミュレータ
状況1
AさんとBさんがやりとりしている
他の人はいない
この状況でAさんの動きにBさんは素早く反応するかもしれないし、ゆっくり反応するかもしれない
これはBさんの性質
状況2
AさんとBさんがやりとりしている
が、状況1と違ってBさんは他のC,D,Eさんと接続している
Bさんが会社組織に属してる人の場合には多くの場合こういう接続がある
Aさんがそれを観測していない場合、Aさん視点では状況1と変わらないように見える
しかしBさんの性質が変わらなくても社会構造の変化によってオーバーヘッドが追加されるようになる
レスポンス時間のオーバーヘッド
Bさんが単独で判断できることが1単位時間でレスポンスされるとする
C,D,Eに確認が必要である場合、最良の条件(他の人も1単位時間でレスポンスし、並列実行可能)でも+1単位時間掛かる
一般には反応の遅い人がいたり、コミュニケーションに依存関係があったりする
コミュニーションコストのオーバーヘッド
Aが1単位のコストでコミュニケーションしてるとする
B単独でレスポンスできる時には1単位のコストだが、C,D,Eに確認が必要である場合は+3単位のコミュニケーションコストをBが払うことになる
これが「そんなに
ぐいぐい
来られてもさばけないよ」となる原理
関連
「組織は人の接続からなる」自体はAudrey Tangの
Connection as first-class objects
とかなり関連する概念
コストの話は緩く「
社外からの知識獲得のジレンマ
」と関連している
社会資本での拡大再生産
に関連してそうと思ったが、
社会関係資本の使い方
の方が適切そう
とあるAさんが、
長期的にwin-winな活動をする
ことによって蓄積する「
信頼
」という
社会的資本
を軽視しているか、そもそも認知できてない感じがあるな〜というのがきっかけ
2025-12-27
組織はその中にいる人たちが長期にわたり「互いにコミュニケーションに問題がない」を続けることによって
信頼のネットワーク
を形成している
from
思考の結節点2025-05-03
(C)NISHIO Hirokazu / Converted from Markdown (ja)
Source:
[GitHub]
/
[Scrapbox]