なぜなぜ分析は口頭でできる分析手法ではない
よくある「『なぜなぜ分析』で有用でない結果にいたる」というネタに対して、何が間違っているのかを解説した投稿、面白い
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>pokamaru3 上司「“だから”で元に戻せない“なぜ”は、因果が切れてる。分析として破綻してるから、最初からやり直し。」
> 教えてほしいのですが、ここでいう「因果が切れている」というのはどこの階層のことを指していますか?
> (暇だったので)ちょっと真面目に考えました(笑)
> 時間要素で結果と要因が繋がっているので因果関係があります。
> 結果(時間要素)と要因(時間的行為)で因果関係がありそうですが、夜更かしという行為をしても起きれる場合はあるので、
> リスク因子ではあるが、因果関係にないとなります。
> 例えば、寝坊(時間要素)に対しての要因は、睡眠時間が足りない(時間要素)とするか、起きる時間に気づかなかった(時間要素)と次元を合わせるのが正しいかなと思います。
> 結果(行為)と深酒(行為)で、1番因果関係がなく、並列事象になります。
> ストレスが溜まる(状態)と“論理詰めしてくる”(行為)に因果関係があるのでここは文言だけ直せば成立します。
> 因果関係というのは原因から結果の時間的関係はつながるけど、その逆はつながらないですよね。よって「なぜ」と「だから」がつながるのは因果関係ではなくて相関関係であり、よって再現性が低いから分析にはなりえないということかなと認識しました
> 相関性の中に因果関係が含まれると言った方が近いという認識です!
> このような因果関係の分析については、何か書籍で勉強されたイメージでしょうか?
>pokamaru3 私は職場で叩き込まれた側なので、書籍からというわけではありませんが、振り返ると、なぜなぜ分析の本は役に立たない、数学Ⅰの教科書は基礎として結構役立つ、仕事としての応用なら因果推論入門系ならなんでも一冊読むとかなり理解深まると言った感じです。
>pokamaru3 個人的意見ですが、なぜなぜ分析は、事実に基づいた展開をすべきという視点があります。
> (事実に基づかない仮定の話は嫌われる傾向にあります)
> そうすると原因に対しての結果に帰着する「だから」が望ましいという考えです。
>pokamaru3 なぜなぜ分析で詰められる相手が病むという話はよく聞くのですが、理由は割と簡単です。
> ぱっと見、成立してるしてないは把握できるのですが、何故ダメなのか、何故良いのかを説明しようとすると、ちゃんと情報を整理して解読、何かしらの資料としてまとめる必要があります。
> だから、逆にその指摘理解する方も口頭では理解が追いつかずパンクします。
> 引用元元のなぜなぜ文ですらちゃんと指摘しようとすると結構考えますし、そこそこの量になります。
> その場で口頭のみで指摘しようとすると、そもそもその指摘すら怪しくて、さらに指摘される側も元々訳わからないのに、さらに訳がわからない指摘に病むと、そういう場面です。
> 東大卒の同僚も認識同じだったので、なぜなぜ分析は相当難易度が高いものだという理解は広まってほしいですね…