NISHIO Hirokazu[Translate]
タスクの一覧性
タスクの進め方や優先順位をどうするべきかについて不明瞭な場合には思いついたものを小さい付箋に全部書き出してみて一覧性を高めるのが有益だったが、タスク実行に使える時間が週に1日の断片になって間隔が広く開くようになると、小さい付箋のキーワード程度では思い出すのに十分なフックにならなくなる

つまり、タスクが「1行のテキスト」とか「1枚の付箋」で十分表現できるうちは
タスクリスト
付箋に書いて並べる
などの「一覧性の高さ」を重視した扱いが有益。

しかしタスクが複雑になったり、作業時間が分散したりして文脈の記憶を保てなくなると「1行」では表現できなくなる。

この時に「1行見出し+複数行の説明」という扱いに変わるのが一般的で、kintoneのレコードにするのもGithubのissuesにするのも同じコンセプト。

この時に「いくつのタイトルを一度に見ることができるか」が「一覧性」で、kintoneだとアプリとしてはデフォルトで40個でるのかな?ただ画面内に収まらなかったりして、結局画面内には13個だったりする。
Github issuesだとデフォルト25個かな?こちらも画面内に収まらなくて13個だったりする。

どちらも基本的に1次元のリストであることで横方向の画面サイズを活用できない。
Scrapboxはすごく一覧性が高いわけではないが、1画面で35個とか表示される。

加えてScrapboxはタグによるグループ化がある。
これはkintoneに例えるなら、タグのフィールドを作っておいて、そこに入力した文字列に対して絞り込みビューを作ることに相当するけどScrapboxでは長文の解説の中で [キーワード] と囲うだけでそれが実現される。

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]