本覚讃
本覚讃(ほんがくさん)は、
本覚思想を要約した56文字の
偈である。
帰命本覚心法身(きみょうほんがくしんぽっしん)
常住妙法心蓮台(じょうじゅうみょうほうしんれんだい)
本来具足三身徳(ほんらいぐそくさんじんとく)
三十七尊住心城(さんじゅうしちそんじゅうしんじょう)
普門塵数諸三昧(ふもんじんじゅしょさんまい)
遠離因果法然具(おんりいんがほうねんぐ)
無辺徳海本円満(むへんとくかいほんえんまん)
還我頂礼心諸仏(げんがちょうらいしんしょぶつ)
現代語訳(西尾による)
自分の心が仏である、という考え方
法は私の心の中にある
仏の三つの側面は元々私に備わっている
三身 … 仏の三つの側面
法身 … 真理そのものの仏
報身 … 修行の功徳によって現れた仏
応身 … 衆生を救うために姿を現した仏(釈迦如来など)
大勢の仏も心の中に住んでいる
三十七尊: 金剛界曼荼羅の三十七尊(大日如来を中心とする三十七の尊格)
曼荼羅の中に仏がいる、と考えがちだが、曼荼羅そのものが自分の心の中にある
その心の中のたくさんの門からたくさんの三昧への道がつながっている
因果を超えたところに、法は私の心にもとから備わってる
「修行をするから悟りが得られる」という因果で仏になるのではない、という話
徳の海はもともと満ちている
なので、自分に還って、自分の心の中の仏たちに礼拝します