NISHIO Hirokazu[Translate]
過去の失敗について考えることの意味
過去の失敗を反省して未来に生かすことは有益だという反論がある。

過去の失敗について考えることで、未来に価値が生まれるのはどのような場合か?


過去の状況Xと過去の失敗Yについて、
未来に類似の状況X'が生まれて、
現状のままだと同様の失敗Y'に至る
X→Yについて考えることでX'→Y'の流れを妨げることができるか

考察
Xがレアすぎて同じことが起こらないから考えても無駄
Xの抽象度を上げる必要がある
失敗だと認識した現時点の反省で既に十分
これ以上時間を投資してもリターンがないケース
X時点で知り得なかった情報ZをもとにX時点でYを避ける判断が可能だったと考察している
が、X'時点ではZ’が未知なので無意味な考察
これはZ'の予測可能性による
Z=Z'であるとか、予測可能とかなら有益

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