NISHIO Hirokazu[Translate]
By Getting Out of the Building
>スタートアップ向けの訓示の一つに、Get out of the building という言葉があります。建物の中でうんうんと考えていないで、ビルの外に出て顧客に会いに行け、という意味です。
> 頭だけで考えたビジネス仮説の多くは机上の空論であり、たいてい間違っています。だからビルの外に出て、顧客と話して検証したり、現場からより良い洞察が得ることが大事、というわけです。

claudeSteve Blankの投稿「Teaching Entrepreneurship – By Getting Out of the Building」の要点は以下の通りです。
スタンフォード大学の工学部で、起業家精神の基礎を教える授業E145を担当した。科学・工学の学部生に、技術的なアイデアを収益性のあるスケーラブルな企業に変える方法を教えることを目的とした。
スタートアップとは、繰り返し可能でスケーラブルなビジネスモデルを探すための組織であると教えた。ビジネスモデルとは、企業が価値を生み出し、届け、獲得する方法を示すものである。
学生は5人1組のチームを作り、ビジネスアイデアを出して、実際に外に出てビジネスモデルを検証する実践的なプロジェクトを行った。これは「顧客開発」と呼ばれるアプローチである。
最終プレゼンテーションでは、各チームがアイデアを要約し、問題を明確にし、機会の大きさを分析し、解決策を示し、ビジネスモデルを図式化することが求められた。
授業で教えられた教訓は、1)起業家精神は科学ではなく芸術である、2)理論と実践の組み合わせで学ぶのが最適、3)ビジネスモデルは顧客との最初の接触で生き残れない、4)外の世界で適応力回復力がテストされる、など。
要するに、起業のプロセスを教えるには、教室の外に出て顧客と直接やりとりすることが重要だと主張している。

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