NISHIO Hirokazu[日本語][English]

思考の結節点2024-09-14

open science framework

科研費→公共財→オープンサイエンス化

  • データを出すことが業績にならない
    • 評価システム
      • データを出せる状態に整えること、手間
      • だして業績にならないならコストをかけて出すインセンティブがない
    • データを自分だけが持っていることは競争優位の源泉
      • 「5年後には公開せよ」
        • 特許権と同じ、期限付き独占権
        • enforcement
          • 5年後にちゃんと公開しているかどうかをどうやって確認するのか
          • やらなくても怒られないならみんな公開しない
  • データを公開するジャーナルなど
    • エコシステムに徐々に変化

gpt.iconアレン財団(Allen Foundation)は、1988年に設立されたアメリカの慈善団体で、主に健康や栄養に関連する研究やプログラムを支援しています。創設者はポール・G・アレンで、財団は主に健康改善と栄養学の分野における科学的な研究や、教育プログラムへの助成金を提供しています。特に食生活の改善を目指し、子どもから高齢者まで幅広い世代の健康促進を支援するプロジェクトをサポートしています。

  • 財団の活動範囲は国際的で、特にアメリカ国内の大学や研究機関に対する助成金が多く提供されています。また、食品の質向上や栄養教育、健康格差の是正といったテーマに重点を置いています。
  • ポール・G・アレンは、マイクロソフトの共同創業者として知られ、彼の財団は個人的な慈善活動の一環として設立されました。また、彼の他の慈善事業には、アレン脳科学研究所などがあり、脳研究や医療分野にも多大な貢献をしています
  • National Brain Research Centre - Wikipedia
  • Paris Brain Institute | Sorbonne Université| Santé Allen Brain Atlas - Wikipedia
  • アレン脳科学研究所(Allen Institute for Brain Science)は、マウスの脳を対象とした詳細な研究とデータ提供で知られています。特に、Allen Mouse Brain Atlas は、マウス脳全体の遺伝子発現を詳細にマッピングした高解像度の3Dアトラスであり、脳の各領域における細胞の遺伝的特徴を解明するために使われています。このデータは、神経科学の進展に大きく貢献しており、脳の構造や機能を理解するための重要なリソースとなっています​。
  • アレン研究所の取り組みは、パーキンソン病やアルツハイマー病、そして自閉症などの神経疾患に関連する研究にも活用されており、マウスの脳をモデルにして、これらの病気の遺伝的および神経生理学的基盤を探るための基礎となっています。また、このアトラスはオープンデータとして公開されており、全世界の研究者が自由に利用できる点でも特筆すべきです​(
  • Scientists unveil first complete cellular map of adult mouse brain - Allen Institute
  • A new high-resolution, 3D map of the whole mouse brain - Allen Institute
  • ネズミの脳の分け方のデファクトスタンダード、1000億~の資金で大量のデータを取って公開することによって実現

POCとPMFは違う

データ共有基盤が必要

システムが課題解決をする姿を見たい

人、ツール、データ

パブリックにできないデータ

  • 例えば震災時に一人で歩行できない要支援者がどこにいるかという情報は救護に重要
  • 一方で個人情報なので公開はできないし、犯罪利用のリスクもあるので開示対象は身元確認済みの限られた人でなければならない
    • ここで予備自衛官につながるのか

貢献の見える化

Co-Living

ライムリゾート箱根

元々中国でブロックチェーンをやってた人がやりづらくなってチェンマイに行ったりする

  • 生活基盤がクリプトの世界にあるので物理世界での位置があまり関係ない

開発合宿

  • そもそも「開発合宿」概念が盛り上がり始めた頃は、インターネット接続のある宿泊施設がレアだった
  • 「インターネットあります」と書いてあってもISDNだったりな
  • ルータがへぼくて20人がインターネットに繋ぐと死ぬとかな
  • なので元々OSSなどで情報共有に積極的だったエンジニアが「開発合宿に使える宿の情報を共有しよう」となった
  • 今の若者はホテルに泊まったらWifiがあるのが当然だと感じているので「開発合宿に使える宿」という括りで認識していない

データ活用基盤

Protocol Labsニューロテック

クリプト助成金

  • いくつかの助成金が異なるやり方をしているが、その比較が行われてない
    • 比較できると「どういうやり方が効率的か」がわかっていいかもしれない
  • Gitcoin
  • Optimism
    • ファンドマネージャーを選挙で選ぶらしい
    • gpt.iconOptimismのGovernance Fundでは、コミュニティが投票で資金配分を決定します。具体的には、Optimismのトークン(OPトークン)を保有するユーザーは、自分で投票するか、他の代表者(Delegates)に投票権を委任することができます。これにより、プロジェクトの開発やエコシステムの成長を支援するための資金の割り当てが決まります​
    • Token Houseが投票の中心的役割を果たしており、主な役割には、ガバナンス提案の審議と投票、そしてガバナンスファンドの資金配分が含まれます。この投票はOPトークンの保有量に基づいて行われ、提案の可決には一定の投票率と承認率が必要です。例えば、ガバナンスファンドの提案は、トークン供給の30%以上の投票参加が必要で、そのうち51%以上が賛成票を投じる必要があります​
    • この仕組みにより、Optimismコミュニティは透明で分散化された意思決定を通じてプロジェクトの成長を支援しています。
  • DAO Treasury
    • 一方、DAO Treasuryは、DAO(分散型自律組織)内で管理される資金のプールです。DAOにおける資金の配分は、トークン保有者が提案に対して投票することで決定されます。DAO Treasuryの特徴は、完全に分散化されており、コミュニティ全体が資金の使用方法に関与できることです。また、投票システムやガバナンスモデルはプロジェクトごとに異なり、例えば、Quadratic Voting(クアドラティック投票)などが採用されることもあります。DAO Treasuryは通常、特定のプロジェクトや活動を継続的に支援するために使用され、コミュニティのニーズに応じた柔軟な運用が可能です​

インパクト評価

  • データベースが必要 クリプトに限らない話
  • イギリスのEBPM
    • gpt.iconイギリスにおけるEBPM(Evidence-Based Policy Making)の導入は、1997年に労働党のトニー・ブレア政権が発足した後、政策の質を向上させるために強調されました。目的は、経験や感覚だけではなく、統計データや科学的なエビデンスに基づいた政策を作成することで、より効果的で効率的な公共サービスを提供することです。
  • COVIDのロックダウンはintervention(介入)とみなせた

オンチェーンによる透明性は嘘

  • 海の中のどこかにダイヤの指輪があります
    • 見つけたら取っていいです
    • 誰でも自由に取れる!
  • 得るためのコストが問題

評価システムも評価される

  • それはそう

ビジョナリーにCOOが必要問題

  • 信頼関係を作る
  • 現場の困りごとを聞く 組織の問題はだいたい人の問題 よい補佐官を指名するスキル

Polisのモデレーションコストが高い

  • 弁護士とかがやってた
  • モデレーションの自動化
    • Talk to the Cityが生まれてAudreyが喜んだのもまさにそこのところ
    • AOIのTTTCページにAudrey Tangのコメントがある
    • 感情のぶつかり合い、突然の暴力
    • 文脈に関係ない長い一人語り
      • 「まだ話したいことあるんじゃないですか?」
        • 聞いてもらえた感
        • 狭い視野では生産的ではないが、
          • 参加者の「聞いてもらえる感」が高まって普段やらない自己開示が行われる
          • 見本としての傾聴によって参加者の傾聴姿勢が高まる
        • などの効果で会全体としてはより生産的な場になる
          • 面白いnishio.icon
      • 聞き手は地域の人だったか
        • 違った
        • 元々知り合いだから傾聴したというわけではない
      • サンマリノの裁判官はイタリアから来る
        • 小さいコミュニティにとって、外の人に聞いてもらえるということに価値がある可能性
    • ワイガヤ
    • 疲れていくことによって徐々に自分の主張を通すことのウエイトが下がっていくのては
    • AIは認知的体力が無限大
    • 忘れられた日本人
      • 柳田国男・渋沢敬三の指導下に、生涯旅する人として、日本各地の民間伝承を克明に調査した著者(一九〇七―八一)が、文字を持つ人々の作る歴史から忘れ去られた日本人の暮しを掘り起し、「民話」を生み出し伝承する共同体の有様を愛情深く描きだす。「土佐源氏」「女の世間」等十三篇からなる宮本民俗学の代表作。 (解説 網野善彦)

Independentなresearcherが食えるようになるとよい

  • 成果を速やかに公開するインセンティブになる
  • DeSciとも近い方向性

金と能力と意思

  • どれが足りないリソース?
  • 金がインセンティブの人は信用できない
    • 少なくとも二人目を探す段階ではない
    • 100人いて101人目ならいい

Pagoda

  • www.4seas.io
  • 4seas
  • フォーシーズ
    • 3年ホテルを貸し切ったりするらしい、面白い 30人くらいのintensity高いコミュニティ
  • コミュニティマネージャが希少なリソース
  • トラウマワーク
    • 辛さを聞く
    • ルワンダ
  • gpt.icon - ルワンダでは、1994年の虐殺後、コミュニティベースのトラウマ治療が大きな役割を果たしてきました。特に「ソシオセラピー」というアプローチが注目されており、これは心理的な癒しとコミュニティの信頼回復を目的とした集団療法です。このプログラムでは、加害者と被害者が同じ空間で癒しの過程を共有し、互いに理解し合う機会が提供されます。 - [Healing Trauma and Building Trust and Tolerance in Rwanda(PDF)](https://neveragainrwanda.org/wp-content/uploads/2021/11/Healing-Trauma-and-Building-Trust-Draft-report.pdf) - [Societal Healing in Rwanda: Toward a Multisystemic Framework for Mental Health, Social Cohesion, and Sustainable Livelihoods among Survivors and Perpetrators of the Genocide against the Tutsi – Health and Human Rights Journal](https://www.hhrjournal.org/2021/06/societal-healing-in-rwanda-toward-a-multisystemic-framework-for-mental-health-social-cohesion-and-sustainable-livelihoods-among-survivors-and-perpetrators-of-the-genocide-against-the-tutsi/) - また、トラウマ治療に焦点を当てた「レジリエンス・ヒーリングスペース」も実施されており、集団でのセラピーを通じて精神的な回復と社会的な絆の強化が図られています​。 - [How Community-Based Healing Spaces are Strengthening Mental Resilience in Rwanda - Interpeace](https://www.interpeace.org/2023/02/how-community-based-healing-spaces-are-strengthening-mental-resilience-in-rwanda/) - このような治療は、個人だけでなく、コミュニティ全体の再生にも寄与しており、トラウマの影響を緩和するための重要な手法として評価されています。 - これらの取り組みは、社会的な結束を促進し、持続可能な平和構築に貢献しています​。 仕組みがあればコミュニティ化することはできる
  • 信頼の醸成

日本の政治について英語で語る語彙力

  • 書き文字ならLLMでの翻訳
  • 喋りの方を好む人をターゲットにするならAIあんの?nishio.icon
    • AIオードリーを作って任意の言語でPluralityに関する質問に回答したらいいのに(唐突)

AOI - vTaiwan - OpenAI Grant

TTTCの改善

  • Polisとのいいとこどり
  • 可視化→人々が意見を言う場
  • スレッド・フォーラムではない「議論空間」
    • それが本当に顧客価値を提供してるだろうかnishio.icon
      • 大部分の人は新しいUIに適応できてない
      • 音声で何時間でも愚痴を聞いてくれるシステムにはニーズがある?
      • Audreyの"Talk to the Cityのクラスタと会話ができるようにしました" 会話したいか?

熱意があってもオンボーディングのハードルが高すぎると参加できない

  • image

参院選

  • 来年7月?

プロセス評価

ウェルビーイング Well-being

歯ブラシ問題

  • 他人が使ったものを使いたくない
    • そういうインセンティブがあると、まちまちなものが作られる
    • 相互運用性の低下
  • 全部まとめてUMAP

ブロードリスニングとの関係を考えるnishio.icon

  • 普通のアンケート(質問があって3段階や5段階で答えるもの)は人々にN個の自然文を入力してN次元のベクトルを得る
  • Polisも同じ
    • 違いは(設定によるが)質問文自体に人々が追加をすること
      • 複数のアンケートを束ねた場合、相関の強いものがある
        • $N_1 + N_2$の質問をより小さい$M$次元に圧縮したくなるわけだ
        • これをUMAPで束ねるならTalk to the Cityのクラスタリング部分とほぼ同じではある
      • これと同様にPolisでも人々が新しい文章を追加したときにも相関が強いものがある
        • 確かこれを判断して、獲得できる情報量が最大になる順番で提示する仕組みとかがあったはずだが...
        • ここの仕組みが実は複数の分野での応用をブリッジする概念の可能性はあるか
        • これ論文とコードとできちんと把握しておきたいな〜

幸福の定義 以前「なぜデジタル民主主義が必要だと言えるのか」を考えた結果「人々の幸福の定義は人間が行う必要性がある」という考えに至った

ウェルビーイングインデックスはまさに幸福の定義づくり

アンケート調査やオープンデータで地域ごとのデータがあると知った 地域幸福度指標

1次元の尺度に落としてしまうのではなく、多次元×多地域なのがいいね

  • 人によってどの軸を重視するかは変わるし、同じ人でもライフステージによって変わる
    • 子供が生まれると育児がしやすい自治体を好むようになる
  • 多次元×多地域で可視化されていれば好みの異なる人が自分の好む自治体に移動することができる
  • これってようするに人間に好みのベクトルvがあり地域に幸福度のベクトルuがあり、その内積が個人の幸福度スカラーになるモデル
    • AIは個人の好みのベクトルが与えられればその個人に最も適した地域を答えることができる
  • ここの発想の転換は割と面白い
    • 目的関数として「人々の幸福」というスカラー値を返す関数を設計しようとするとどうするんだ問題になる
    • 個人のデータをパラメータに取ってスカラーを返す「個人の幸福」関数をまず考えて、それをどうやって単一のスカラーにするのかを保留する
      • 複数の人の「個人の幸福」スカラーの集約をどうするか
        • 幸福度の和/平均がいいのか?中央値がいいのか?
        • 不幸な人の最小化がいいのか?
        • 曲線下面積がいいのか?
          • これは横軸が人なら「幸福度の和」に一致するな
          • つまり全ての人を等しく「1」と扱っていいのか、という問いになる
            • 出生児に1になって明日生まれる胎児は0でいいのか?
      • そういう「多くの人のスカラーを一つのスカラーにまとめる仕組み」は現状の社会も(最適化どうかはさておき)投票や市場によって集団的意思決定ができてるわけなので、最初に考える必要はない、という切り分け
    • その切り分けをすると、前半での最適化はマッチングレコメンドなどになる
  • 今回の話だと「住む地域」は複数の選択肢から択一だけど、一般的には複数のオンラインコミュニティに参加することはできて、そういう場での社会的やりとりも幸福度に寄与するわけだよね
    • そうするとN個のオンラインコミュニティのどれに入るかだけでも$2^N$の選択肢になるので、人間が判断することが困難になる
    • AIがそれを「レコメンド」してくれることによって孤独が解消されたりして幸福度が上がる未来

2022年参院選のPolis的可視化

  • 第二主成分軸は何かというblu3moの問いが興味深い話
    • News from all sides
    • アメリカはもっとシンプルな対立かも
      • もしそうなら第一主成分の寄与率が大きくなるはず
      • つまり議論の分布がPlurality/多次元的/なめらか的であるのか、一次元的/ステップ的であるのかは、主成分分析によって定量化できるはずである
        • ここの着想、昔博士課程の時にバイオデータの可視化において「いやこれPCAで2次元にして観察してるけど、8次元くらい大差ない寄与率ですね。2次元で見るのは3/4の情報を捨ててることになりますね」ってやりとりをしたことを思い出したnishio.icon

幸福のありかた

  • 東アジアはつながりを重視
  • 幸せの形が文化によって違う
  • むしろ年代によっても違う
  • 大学生が就活して就職する過程で変わりそう
    • ライフイベントは幸福の形を変えるのでは
    • 確かに出産は物事の優先度を激しく変化させるからな
  • 個々人N=1の体験(+数人の身近な人の体験談)しかないのに、仮説を信じ込みすぎ
    • たくさん集めてメタサイエンスしよう

予測市場

  • Futarchy - Wikipedia
  • Polymarket
    • 大統領選の時は盛り上がる
      • GPT.iconアイオワ大学が1988年に設立した「アイオワ電子市場(IEM)」は、こうした予測市場の先駆けであり、特に2000年の米国大統領選挙で注目されました。
  • 予測市場が良い予測をするには使う人の多様性が必要
  • 経済的インセンティブ
    • 予測市場は市場を集合知に使う仕組み
    • 向いているもの、向いていないもの
    • 「これは良い政策か?」
      • 決着が出ない
    • 大統領選でよく使われるのは、期日が来れば明確な結果が出るから
      • なのでその結果による賭けが成立する
      • 確定期日不明な賭けをしたい人はいない
  • 売り上げ予想の報告
    • 対面で報告すると気合いで高くいうバイアスが出る
    • IBMでの予測市場
  • 暗殺計画が市場からリークする話
    • 匿名であり、みんなが知らなくて自分の知っている情報を正しく共有することによって得をするインセンティブ設計
  • 結果がでるタイミング
    • 予測市場の水平線
    • ケインズのビューティーコンテスト
      • 案AとBのどっちが成功確率が高いかは検証不可能
        • 両方実行できないからどちらをやるか選ぶ意思決定が必要
      • 投票の多かった方が選ばれて、それを選んでた人に報酬が出るなら、人気投票になってしまう
    • 意思決定は予測市場にならないのではないか
      • 有益な意思決定は社会を変化させる
        • 主体と客体が分離できないとか、影響しない観測者のつもりだったのに観測が対象に影響してしまうとかと関連する話
      • 市場的メカニズムを意思決定システムに使うなら
        • 意思決定がしたい人が意思決定対象を投げてそれに対して報酬を出す?
          • 貨幣はスカラーなのでバンド幅狭すぎる感じ
          • 熟議のシステムとしては自然言語で送りたいわな
          • それはアイデアクラウドでは
        • 意思決定者が意思決定したい内容を開示したくないことも多いのでは
          • まあ開示できるものでやっていくしかないか
      • 人が予測するという暗黙の前提
        • AI(っていうかプログラム)が予想するなら?
        • それがHFTでのアルゴリズムトレードか

Code for Japan Summit


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