NISHIO Hirokazu[Translate]
「チームみらいは誰の声を聞いているのか——オードリー・タンとの分岐点」という記事の誤情報について
Noteの内容をXの記事にしてと言われたのでやってみた
動画やリンクの埋め込みが面倒ね(X.com側としては外部に流出して欲しくないから優先度が低いのか?)



>hiroosa ありがとうございます。RTしたものとして大変知見になりました。そのうえで元記事の以下指摘点が気になりました
> - (元記事より)分断を架橋する意見に投票が集まり可視化されるPolisの機能は、T3Cでどのようにサポートされるのか
> - 少数派だが重要なマイノリティの意見が埋没しないか
> そしてこれは根本的には、以下の質問になるかと思いました。
> - そもそも、これらのツールは誰のために設計されているか。市民の意見をブロードリスニングし、それを政治家が決定するためのツールか、あるいは市民自体の合意形成を促し、それを政策に反映させるためのツールか。

>nishio Polisはアラブの春やOccupy Wall Streetで、SNS上で人々の投稿が盛り上がったがずっとカオスのままで議論が発展していかないことを見て、システムがコミュニケーションを改善すべきという問題意識から作られました。
> Talk to the Cityは台湾でのPolisからのレポート生成が初期のユースケースです。Polisが高コストなことが台湾での5年以上の運用で知られていたので、LLMという新しい技術を使ってその負担を減らそうとしたわけです。
> 「政治家の意思決定」や「政策への反映」はどちらもシステムの外側になります。ここは人間の政治家が正統性を持っているので、デジタルシステムだけでできることではないですし、それを目指してもいないです。政治家が市民の意見を理解することを支援したり、市民が他の市民たくさんの意見を理解することを支援したり(その結果としてより良い議論の確率が上がる)という感じです。

> >分断を架橋する意見に投票が集まり可視化されるPolisの機能は、T3Cでどのようにサポートされるのか
>
> しないです。使うフェーズの異なるツールです。日本の事例で言うとデジタル民主主義2030プロジェクトがオープンソースで公開している「いどばた」システムがその機能を持っています。これは2025参院選の時にチームみらいが使っていて、その後サイボウズで使われたこの記事がわかりやすいかと思います。
>
> >少数派だが重要なマイノリティの意見が埋没しないか
>
> 確率が非ゼロか?という意味ではTrueです。人間が読んで集約する場合とコストを揃えて比較した場合は、LLMを使って集約する方がマイノリティの埋没確率は下がります。マジョリティのコンテンツ量が圧縮されるので、全体に占めるマイノリティの比率が上がるからです。

>hiroosa 詳細な説明ありがとうございます。そうすると元記事の「市民はデータの提供者であり、分析プロセスの参加者ではない」は、T3Cとそれを引き継いだみらいのツール(広聴AI)への指摘としては間違っていない、が市民自身の分析プロセスへの参加は『みらいいどばた会議』で保証される、ということでしょうか

>nishio 「市民はデータの提供者であり、分析プロセスの参加者ではない」は間違っていません。個人的には分析手段をサービスとして政府や政党が提供するのではなく、オープンデータ化によって市民が自由な手段で分析できるようにすべきだと思います。

>hiroosa ありがとうございます。
> 個人的には「分析手段」の層、市民間の相互作用設計こそが政治の問題解決の本質と感じます。PolisがSNSとして精緻に設計されていることは、非常に魅力的に感じました。
> 一方で(仮にそうでも)政党が「分析手段」を提供するべきでない、という西尾さんの懸念も良く理解できます

>nishio 一方で、ただデータだけWebサイトに置かれていても全然知られないし大部分の市民は自分がしたい分析もないので、T3Cや広聴AI、Polimoneyやみらいまる見え政治資金のように可視化をまず市民に見せてから「詳しく知りたければデータはこちら」とやっていくのは市民参加を促す良いアプローチと思います

>hiroosa ありがとうございます。技術は下処理に徹し、市民間の相互作用・オピニオン形成はあえて民間に任せ、出たオピニオンの反映は人間の政治家が正統性を持つ、というのは(いい意味で)保守的に正しいと感じました。チームみらい各議員の政治観は他政治家と同様に強く問われると思いますが、健全と思います

>hiroosa また、市民の相互作用、オピニオン形成の機能をどこで用意できるかは重要と感じました。個人的には民間にも危険性があり、十分な透明性を確保したうえで、市民サービスの一環として、行政の遂行もありえると感じます。みらいの方がいずれ閣僚として関わるかはわかりませんが、期待したい所です

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