NISHIO Hirokazu[Translate]
同じ言葉、違う意味
Aさんがある意味M1を表現する素直な言葉とてしシンボルS1を使う
それを聞いたBさんが「シンボルS1は意味M2を意味している!」と言う
たとえばAさんが侮辱の意図なく使っているS1に対して「S1は侮辱の目的にしか使わない言葉である」と主張したりする
侮辱の意図なく使っていく実例が目の前にあっても自分の考えた「この言葉はこの意味」という解釈を曲げない
それを言われたAさんにとってはS1とM2は対応していない
シンボルS1の使用を禁止されるとM1の表現手段が失われるので、せめて代案を提案してほしいと思う

o1 ProAさんが“シンボルS1”を使って表現したい意味M1があるのに、Bさんは「S1は本来M2(侮辱など)を指す」と言い張り、S1の使用を認めない。AさんとしてはS1が最適な表現手段なので、ただ禁止されるだけでは困るし、代案を示してほしいと思う。しかしBさんは自らの解釈(S1=M2)を曲げないため、コミュニケーションが平行線になってしまう――という状況。

解決策nishio
asym-chat的な仕組みを導入
Bの「S1というシンボルを使うな」というリクエストをAに直接届けず仲介者AIの中にストックする
仲介者AIがAの使うシンボルS1をBにはシンボルS2に変換・逆変換すればよい、これは翻訳の一種であり難しくない

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