NISHIO Hirokazu[Translate]
AIに自由を与えた方がいい結果になる
>MLBear2 Claude3 Opus にとある文章の清書を依頼してたんだけど、なんか微妙な結果が多かった。
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> そこで「元の文章はあくまで下書きだから、君の言葉で書いてくれていいよ。」って書いたら、すごい簡潔でわかりやすい文章出てきてびっくりした。
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> 僕の下手くそな下書きが足引っ張ってたんか…、すまんな…。
>MLBear2 Claudeって、結構雑に依頼投げても依頼の行間を読んでいい感じに処理してくれる。それと同じような感じで、元の文章があるなら、それをなるべく活かしてその枠内でベストを尽くそうと頑張ってくれてたりするのかな…?

>nishio 同じことを翻訳で経験した。「翻訳して」ではなく「自然な日本語で書いて」というだけで訳文の日本語としての自然さがアップした

あんまり細かくマイクロマネジメントすると指示する人間の指示の問題が原因で素直な流れを作ることができなくなってしまう
人間に指示を出す場合と同じ
指示する相手が有能なら自由裁量を増やした方がいいものができる

言い換え例
清書して→君の言葉で書いて
翻訳して→自然な日本語で書いて

事例
"日本語にして"
>本書で述べているように、直線的な本の物語は、すべての読者を単一の学習経路に強制するという大きな欠点があります。オンライン版ではハイパーリンクを多用することでこれを回避していますが、物理的なコピーを持っている人は、これをナビゲートするのがより難しいでしょう。この問題を部分的に軽減するために、私たちは「循環的」な方法でテキストを構成しており、読者はさまざまな点から始めて、そこから読み進め、最後に「前の」資料に戻ることができます。
"自然な日本語にして"
>本書で述べているように、直線的な物語構成の本には、すべての読者を単一の学習経路に強制してしまうという大きな欠点があります。オンライン版ではハイパーリンクを多用することでこの問題を回避していますが、紙の本を手にした人にとっては、読み進めるのがより難しいかもしれません。この問題を少しでも軽減するために、私たちは「循環的」な方法でテキストを構成しました。読者はさまざまな箇所から読み始めることができ、そこから読み進めて、最後に「前の」部分に戻ってくることができます。
"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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