NISHIO Hirokazu[Translate]
塗り絵と自由帳
塗り絵を欲しい人と、白紙の自由帳が欲しい人がいる。
考えるために「埋めることのできる枠(フレームワーク)」が欲しい人と「に邪魔されない自由」が欲しい人がいるのと同じ。

--- log 直接的なきっかけ
>tokoroten: ソフトウェアが楽しい人は、自分の原体験をベースに教育用のソフトウェアを作るので、何でも描けるまっさらな自由帳を作っちゃうんだよね
>自由帳で好き勝手に絵を描いて、好き勝手にトレーニングできる人は必ずしも多くはない
>何をしなくちゃいけないのかが明確なドリルが欲しい人は多い

>tokoroten: ちょっと考えてみろよ、
>まっさらなノートを渡されて、何も言われないでも、そこで数学の勉強始めるのは異常者だろ
>そういうことなんだよ

>tokoroten: んで、これはリカレント教育やリスキリングで特に顕著だと思っていて、
>「自由帳に何でもいいからお絵かきしてみましょう」ってのは、
>減点法で生きてきた大人には受け付けられない
>自由にお絵かきしたら刺される世界で生きてきたんだから

>koyamaana: 実は、ソフトウェア楽しい人の原体験も、いきなり自由帳ではなくて、ドリル的な本から始めたけど脱線して自由帳に書き始めた人が多い気はします(私はそう)。
>そこから、自由帳楽しい→自由帳作ろう→これで勉強してね、だと学ぶ人にとっては難しいかもですね。

>nishio: 塗り絵を渡されて塗りたい人と白紙の自由帳が欲しい人がいるのだな。
>考えるために「埋めることのできる枠(フレームワーク)」が欲しい人と「枠に邪魔されない自由」が欲しい人がいるのと同じことだなぁ twitter.com/tokoroten/stat…

--- log 前日に書いていた関連すること
>枠があると埋めたくなる気持ちを利用する色々なフレームワークの一種でマスが8つあるだけのフレームワークなのだという認識nishio
>ところで「枠があると埋めたくなる、全部埋めるとスッキリしてハッピーになる」って性格とScrapboxに自由に書きたい系の性格ってもしかして相反するのかな

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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