NISHIO Hirokazu[Translate]
機密性と生産性向上の天秤
GPT-4
OSSのコードをAIに相談できることで、生産性が向上する。
OSS製品が速く進歩し、競争力が高まる。
機密にすべき情報は製品全体の一部に限定される可能性がある。
企業はソースコードの機密性生産性向上のメリットを天秤にかける必要がある。

>voluntas 自社製品のほとんどが OSS の弊社は好きに ChatGPT にコード解析してもらえるので大変良い。こんなところで OSS にしてるメリットが出てくるとは思わなかったけど。
>voluntas これ真面目に社員や手伝ってくれている人が何も考えずに自社製品(OSS)のコードを ChatGPT に相談できるのでメリットとしては破格な気がする。もちろん何かあったときのエラーメッセージもそのまま貼り付けて相談できる。

>nishio あー、ソースコードをAIに読ませて相談できるのかどうかで生産性に大きな差が出るようになると、ソースコードをAIに読ませられない製品より読ませられるOSSの方が速く進歩するようになるのか…
>nishio 世の中の大部分の企業は、ざっくり「ソースコードは機密だから社外に出したらダメだよ」に倒していると思うが、AIに読ませることにどの程度のリスクがあるのかとAIに読ませることでどれほど生産性向上のメリットがあるのかを天秤にかけた時に「それでも秘密にすべき機密」は製品全体の一部にすぎない


前日に書いてた開発の様子の実例
>nishio 本日の開発の様子
>ringo その辺に落ちてるTutorialコードのコピペ以上のコードを書かせるために必要な、具体的な指示の数々。
>nishio mp3を使わずにいい感じのメロディ流してって無茶振りにちゃんとこたえるとは…怖い…w
>nishio 英語で指示したのに日本語で返事されちゃったのは「中高生のためのChatGPT」の動作テストのために自分で使ってみてて、システムプロンプトに「日本語で答えろ」という指示が入ってるせい。
>nishio なお僕はAstroもSolidJSも未経験なのだけどw そんな僕でもGPT4があれば開発できるww


>報道によれば、Samsungの半導体事業などを担うDS(Device Solution)部門において、3月11日にChatGPTの使用を許可。その後、約20日間で少なくとも3件の事案が発生したという。内訳は、設備情報の流出が2件、会議内容の流出が1件。同社では、事故の経緯の調査を進めるとともに、緊急措置としてChatGPTへの1質問あたりのアップロード容量を1,024B(バイト)に制限。今後も同様の事案が発生するようであれば、接続を遮断する可能性もあるという。
広範囲に生産性を落としつつ、機密が漏れることを防げてるかどうかは微妙な措置だな🤔緊急措置としてChatGPTへの1質問あたりのアップロード容量を1,024Bに制限


>@shunkeen: 読んでいて、ふと思ったけど、結構な人が使っているのに、保守する人が居なくなってしまったOSSをGitHub自身がフォークして、GitHubのツヨツヨAIで自動保守とかできるようになったら、救われる人が多そう。



>nishio (ここでCM)僕が昨日GPT4に書かせたらテストコード付きで生成されてあっさり動いてびっくりしてたコードはkintoneのAPIを叩くコードでした。つまりkintoneが「一塊のブラックボックス」ではなく「オープンに拡張できる設計」にしたこととによってkintoneユーザはAIによる生産性向上の恩恵を得られるということ
>nishio ドキュメントチームが英語版のドキュメントを頑張って作ってきたことがGPT4から理解されてることにとても寄与してると思う。だってGPT4が生成したコードが海外ブランドのhttp://kintone.com の方を使ってたから


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