NISHIO Hirokazu[Translate]
良い文章の前に、良い断片と良い表札がある
grasp
natural-japanese は散文を整えるが、散文になる前の原子単位までは扱わない
だから「運べる断片を作る」と「断片群を主張に束ねる」を別の技能として2スキルに切り出した
この2つは KJ法 の流れ(書き出し→グループ編成→表札→文章化)の両端に対応する

cosense-bullets は「短く書く」スキルではなく「他の文脈へ運べる単位で書く」スキル
弱い断片は反応・評価語で、元の文脈から引き剥がすと意味が消える
強い断片は判断・観察・仮説で、単独で意味が立ち別の議論へ移植できる
だから直す操作の本体は短縮ではなく、固有名や感情を 一般化した判断 に引き上げること
リンクは書きながらその場で張る(末尾にまとめると思考のフローが切れる)
ただし全名詞をリンクにするとハブが膨張して注意マークの価値が落ちる
名付けられないものを急いで名付けると nuance を失うので Open Questions に問いのまま残す

kj-labels は分類スキルではなく、むしろ事前分類を禁じるところから始まる
表札 はカテゴリ名でも整った見出しでも要約でもなく、グループが何を訴えているかの主張的な一行
「高齢者支援の必要性」はカテゴリ名、「免許返納後に生活の自律性を失う不安」が表札
表札を作れないグループは、ラベルが下手なのではなく束ね方(cluster cut)が間違っている
表札可能性が、グループの質と自分の理解度の検査を兼ねる
川喜田二郎 『発想法』の「大分けから小分けはまったく邪道」=必ず bottom-up

2スキルは natural-japanese と同じ背骨を共有する=検出は機械・判断は人間
機械が決定的に洗えるのは「疑いのサイン」まで(弱い断片のパターン、カテゴリ名っぽい語尾)
どう直すか・どの主張に賭けるかは人間に残る=この残余は自動化しない設計

層の関係
natural-japanese(散文)の下に、束ねる kj-labels と 原子の cosense-bullets がぶら下がる

出典: このセッションで natural-japanese を参照に2スキルを実装(2026-08-18)
関係: derived_from natural-japanese / based_on nishio wiki森の 表札 再利用可能な断片 / 川喜田二郎『発想法』
"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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