NISHIO Hirokazu[Translate]
金で買えない成長物への投資
金で買えない成長物への投資
>nishio 時間経過で価値が上がる財の裏付けがあるものとないものがあって、ないものに投資マネーを呼び込むのは結局のところポンジスキームに帰着してしまう。NFTに限らずポケモンカードでもチューリップの球根でも値嵩株でも同じ。
> >kensuu/status/1675718378676428801 聞けていなかったんですが、昨日、イケハヤ(@IHayato )さんが、Twitter Spaceで「NFTは投資家からみてもっと魅力的にしたほうがいい」みたいな話をしたと聞いたんですが、これがなぜなのか、というのを簡単に説明しますと・・・。… さらに表示

>nishio なので一周回って「いかにして時間経過で成長するものを作るか」を真剣に考えた上で、どんな派生物を作るかを考えることになる。

>nishio 派生物の選択肢として株式以外の選択肢が増えたこと自体は、起業家の選択肢を増やすので良いこと。一方で「成長しうるプロジェクト」の立ち上げ段階で、必要なリソースが現金であるとは限らないので、そういう場合はその「派生物」は金では買えないものになる。

>nishio 「金で買うことができて、金が増えて戻ってくるもの」を探している投資家は、そのような「金で買えないもの」の取引に参加することができない。金で売買できるものの市場における金のない人と同じ立場になる。

2024-04-08
gpt
この議論は、時間の経過によって価値が上昇する財には「裏付けがあるもの」がある一方で、そうでないものに投資マネーが流入することがあるが、それが結局的にはポンジスキーム詐欺的な投資手法の一つ)に帰着するという点について述べています。具体的には、NFT(Non-Fungible Token、不可分割トークン)だけでなく、ポケモンカードチューリップの球根値嵩株など。
また、株式以外の選択肢が増えることは、起業家の選択肢を増やし、新たなプロジェクトの立ち上げに役立ちます。ただし、必要なリソースが現金でない場合、そのプロジェクトは金で買えないものになります。最後に、金で買えて金が増えて戻ってくるものを探している投資家は、金で買えないものの取引に参加することができないという点が述べられています。つまり、「金で売買できるものの市場における金のない人」と同じ立場になることを意味します。

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