「体験過程と意味の創造」勉強会
ユージンジェンドリン
1982年にアメリカとカナダの心理学者422人を対象に行った調査では、歴史上最も影響力のある心理療法家とされた(フロイトは3位)
体験過程とは?
意味とは?
手を振ったり、指差したり、長々と話したり、メタファーを考えだしたり、例を挙げたり、言葉を探すために沈黙する
「 いつもは我々の意味を含んでいるようなシンボルがこの現在の感じている意味にふさわしくないように思われる」ということ に我々は気が付くのです。
つまり、意味は単に事物とかシンボルとか、それらの関係の問題ではなくて...何か感じられ、経験されるものでもあるということです。
「感じられた意味」
認知において必要な機能
心理療法は経験の分節化が絶えず行われる領域
クライエント中心療法では,特別にクライエントの感じられた経験を彼自身の言葉で探究する
他の方法では治療者の理論的な照合の枠組みから発する診断的な概念を提供する
けれども,もっとよく調べてみると, 別の派の治療法でも,一般に診断が予見しているようなクライエントの中の感じや経験をクライエント自身が自分で直接発見することを,同じように強調していることが見受けられる
建築中のビルの足場のように,実際のビルができた時には不用なものとして取り払われる
診断は,面接やプロジェクティヴテスト(
例えばロールシャッハテスト)の資料から一日の中に作ることができるかも 知れません.しかし,クライエント自身による,彼の内部での感情や,経験の発見 や把握には長い時間がかかりますし,概念によってそれが成り立つのではなく, 感情によって,それが成り立っていなければならないのです
一つまり概念的な一般化によるのではなく,彼の独自な経験によって成り立っていなければな らないのです。そのために,治療のあらゆる形態はもっと深く経験しようという 個人の努力から成り立っていますし,彼自身の感じられた経験を,自分で把握しシンボル化しようと努力することになるのです
第III章 感じられた意味の働き方
平行的な機能的関係
「平行的な」とは「感じられた意味とシンボルが1対1で対応する」と定義されてる
直接照合 (DIRECT REFERENCE)
再認(RECOGNITION)
解明(EXPLICATION)
3つの平行的関係まとめ
直接照合のところで例に出したらストーリーは実は「直接照合を繰り返して解明が行われた」というストーリー
「何か言おうとしたんだけどなんだっけな?」「A?」「いや違う」「B?」「そうそう、それ!」
直接照合の結果、Fの一部にマッチすることがあり、その場合は分節化を促す
つまり直接照合の結果に3パターンある
創造的な機能的関係
隠喩(METAPHOR)
例えばある詩を何度も読むと様々な意味が得られる
理解(COMPREHENSION)
To invent a metaphor to express a prior felt meaning is "comprehension." (p.117)
理解の過程において,所与の感じられた意味は直接に照合されていて,多くの種類の関係ありそうなシンボルを選び出す(p.150)
言葉にできていなかったものを、バッチリ言葉にできたとき、それは言葉にできていなかったものと同じものではなく、より豊かでより明確で、しっかり理解されたものなのです。
「語る主体にとって、表現するとは自覚することである。彼は単に他人たちのために表現するのではない。自分がねらっているものを、自分自身で知るために表現するのである」(メルロ=ポンティ、高橋(訳)、現象学の課題)
関連(RELEVANCE)
理解するためには“過去の経験"が必要だ
"文脈"を理解しなければならない
relevant felt meanings, from out of which symbolization is understandable
一組のシンボルは,そのシンボルが表す一つの感じられた意味だけではなくて, その他多くの経験された意味の助けによって理解されるようになるのです(p.158)
言い回し(CIRCUMLOCUTION)
創造的な機能的関係まとめ
ver.3
ver.4
質疑
必ずしも一致しない