NISHIO Hirokazu[Translate]
分解してネットワークに結びつける
>@ShinShinohara: ところで、漢字好きの息子(小4)を見てると、見た漢字はだいたい一発で覚えている。どうやってるのか観察してると、部首に分解してる。息子私はヘンやカンムリなどの部首名はほとんど知らないのだけど、息子はそうした部品が大好きで、「これはツクリがこれでヘンはこれで」とか説明してくれる。
>@ShinShinohara: 部首から読みもアタリをつけ、テレビなどで耳にした言葉を思い出して「アレはこの漢字だったのか」と思い当たり、その言葉が使われていた情景を思い起こして「こういう場面で使うのだな」と見当をつけ、似た字形の漢字との違いを発見し・・・という作業を楽しんでいるらしい。
>@ShinShinohara: 息子の中の「体験ネットワーク」と「言語ネットワーク」の中に新出漢字を当てはめていくだけ、という感じ。その漢字だけが宙に浮いた感じで暗記するのではなく、ネットワークの中のどこに位置して、どれに結びつくのかの作業をしばらく心の中で行うから、ほぼ一発で覚えてしまうらしい。
>@ShinShinohara: つまり、「新出漢字」とは言うけど、すでに息子の中にその漢字を受け入れるネットワークがすでに存在している。新しい漢字をネットワークに位置づけ、どれに結びつくのかの確認を行えば、知識がネットワーク状に結びついてるから覚えやすいらしい。

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